お話いろいろ「2」

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宏光は慣れてない為、目線が泳いでしまう。

いつもは持て成す側だ。持て成されるのはどうも宏光には気が重い。

根っからの働き者なのだ。


「可愛いね〜いつも絶対ここで照れるみっちゃんが見たくてつい・・迷惑だった？」


宏光を切なく見つめる渉を無下に出来ない。


「いとこ同士でこんなに違う・・あぁ・・そんなお顔しないで下さい。」

「みっちゃんなら毎日でも来て欲しいよ。俺が毎日迎えに行くよ？」

「と、とんでもない！！私など出入りさせて頂くだけで・・・使用人ですから。」


その言葉が渉に火を付けたのか、さっきまで爽やかな顔が

眉間に皺を寄せ怒った顔になった。

驚いた宏光は少し後ずさりしてしまったが、

横尾は構わず手を引っ張って歩き出した。


「わ、渉様・・・何か・・怒らしてしまったのでしょうか・・？」

「・・・・・」


横尾は構わず歩きある部屋に宏光を連れて入った。

そこはアンティークな家具に飾られた品の良い部屋・・・渉の部屋だった。


「みっちゃん座って。」


宏光にを座るように言って・・・言われるまま座った。


「渉様・・・」

「今日は違う用事でみっちゃんに来てもらったんだけど・・・でも、やめた。」

「すみません。私が何か・・」


あの、温厚な横尾を怒らしてしまった大変な事をしてしまったと責任を感じていた。


「ちゃんと順を追ってと思ってたんだけど気持ちが変わった。このままではみっちゃん・・使用人根性が抜けない！！」

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