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北山が突然『寒い』と言った。
あぁ・・これは試されているのだと思った。
それでも、その甘い言葉には逆らう事なんて出来ない。
「おいで。」
俺はそっと手を広げ北山を向かい入れる。
その時の北山の顔が少し赤くなった。
そして、膝の上に座らした。俺の中にすっぽり入ってしまう北山。
北山の肌が触れる・・・北山の匂いが・・・俺の心を乱す。
「まだ寒いか?」
精一杯、気のない顔をして優しく微笑んだ。
「先生・・・温かい。」
スラッとした手足に触れれば北山の体温が直に伝わる。
まさか自分がこ生徒○○めり込むとは思ってはいなかった。
でも、実際俺は北山が好きで仕方ない。だからこそ、自分で自分に縛りを作った・・・。
『卒業までは・・・』
先生の膝の上は暖かい。
そして、不意に先生がオレに偶然を装って触れる瞬間が好きだ。
その度にオレの鼓動が早くなっていく。先生に気付かれるかもしれない・・
気付いてほしい・・・
だから今日のオレはもっと強く先生に迫る。
先生に背中を向けていたけど・・・
「先生!だっこ!!!」
態勢を変えオレは先生に抱き着いた。もう、どうなってもいいのに・・・。
「北山・・・お前・・」
「エヘヘ。」
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茶々丸(プロフ) - みちこさん» みちこさんいらっしゃいwピーチ&チェリーシリーズの横尾さん編です。書きかけだったのを見つけたので完成させてUPしましたw横尾さんの心配ごとはこれからも増える事、間違えないでしょうw( *´艸`) (2019年12月1日 22時) (レス) id: 525186f9a4 (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - ピーチとチェリー復活ですねえ(^_^)このお話大好きです(^.^)ワタがハラハラしているのも好き(^.^) (2019年12月1日 20時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
茶々丸(プロフ) - みちこさん» みちこさんこんばんはwMV見たらどうしても妄想が爆発してしまった。でも、まったく見切り発車なので後の事考えてない(;^ω^)さて・・どうしたものかw設定がたまらんのです! (2019年10月23日 21時) (レス) id: 525186f9a4 (このIDを非表示/違反報告)
みちこ(プロフ) - 新シリーズ、何だか面白そう(^_^)たまにこっちにも来てみました(^.^) (2019年10月23日 14時) (レス) id: 95022a0a60 (このIDを非表示/違反報告)
茶々丸(プロフ) - みちこさん» みちこさんこんばんは。やっぱり卒業までと言えばそう想像しますよね〜こっそりどころか堂々と妄想して楽しんで下さい。とても好きと言ってもらって本当に私も嬉しいですwいつでも遊びに来て下さい。 (2019年3月8日 23時) (レス) id: 525186f9a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茶々丸 | 作成日時:2019年2月24日 14時