小悪魔のドキ ドキ

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「終わったの？」

さっきまでのトゲトゲしていた感じがなくなっている。

滝沢さんとちゃんと話せたんだ。


「あぁ、帰ろうか」


太輔の優しい声が心地良いなぁ〜

あ、そうだオレもちゃんとお礼しないとだ！


「うん、あ！滝沢さんお招きありがとうございました。」


深々と頭を下げてお礼を言った。

顔を上げたら本当に太輔にも負けないぐらいの笑顔に・・

オレ・・また・・ドキドキしてしまった。


「また、華ちゃんの所に行くよ」

「はい、お待ちしてます」


ドキドキしたままもう一度頭を下げて

それに滝沢さん大口注文してくれるしｗ


「行くよ、では・・・失礼します。」


太輔声が耳元で聞こえてそしてオレの腰に手を回した。

オレはそのまま太輔と波乱の展示会を後にした。

手に持っていた紙袋に気づいた太輔。


「あれ？何か買ったの？」

「うふふｗそう買ったの〜」


これは帰ってからのお楽しみ。

だって、オレが初めてのバイト代で買うプレゼントなんだから。




買い物、ご飯を食べて帰る予定だったけど。

予定変更で家に帰る事にした。


「「ただいま」」

「「おかえり」」

「「っぷｗ」」


二人で顔を見合わせて笑ってしまった。


「太輔早く！！」


太輔の手を引っ張り急がせてリビングに行く。


「なに？どうしたの？」

「いいから座って」

「何、企んでるの？凄く可愛い顔してるよ〜」


ソファーに座った太輔はオレを見上げて指で鼻を突いた。


「うふふ〜あのね。これ！太輔に」


さっきまでオレが持っていた紙袋を渡した。


「え、これ宏光が買ったんでしょ？」

「そうだよ。太輔に選んで買ったの！あのソファーは買えないけど・・」

「俺の為に選んでくれたの？」

「うん」


座っていた太輔が立ち上がりそのまま優しく抱しめた。

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