三匹のこぶた

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さて、三番目のこぶたさんは・・・


二「やっと邪魔者がいなくなったよ〜それじゃ、やりますかｗ」


高嗣狼が息を吹きかけても、火をつけても、

体当たりをしてもレンガの家はビクともしません。

高嗣狼はそこで家を壊すのをあきらめて、玄関に立って言いました。


二「ねぇ〜健永こぶたくん、俺は上手いりんごのあるところを知ってるんだ。」

千「それは、どこ？」


健永こぶたは狼に聞きました。

でもね、本当は健永こぶたは高嗣狼が嘘を言ってるの

知ってるんだよね。


二「東の森だよ、俺が連れてってやるよ。」

千「本当？、何時ごろがいい？」

二「じゃぁ、六時にしよう。」


高嗣狼はそう言って帰って行きました。

健永こぶたは翌朝五時に起きると、東の森に行ってりんごを取ると、

高嗣狼がやって来る前に家に帰って鍵をかけました。

高嗣狼は六時ごろやって来ると、愛想よく聞きました。


「健永こぶたくん、りんごを取りにいこう。 用意は出来たかい？」

「りんごはさっき森で取ってきて、今そのりんごでお菓子作ってるよ。」


高嗣狼は怒ってだって一緒に行くと約束していたからです。

二人で行ったら楽しいと思っていたから。

高嗣狼はエントツから入ってやろうと屋根にのぼりました。

健永こぶたは、高嗣狼が屋根に登る気配を感じて、

急いで暖炉に火を起こし、大なべにお湯を沸かしました。

グラグラとお湯が沸いたところへ

オオカミがエントツからザッブ〜ンと下りてきました。


二「あちちちちーーーーっ！！・・・くない？」

千「いい湯加減だった？」

二「なんで？」

千「だって昨日玄関で会った時臭かったんだもんｗ
　 ささ、そのまま綺麗にしてね〜お風呂の後はこれとこれと・・
　 このクリームも塗ってね。それからアップルパイを食べようね。」

二「う、うん」


気が付けが二人で仲良くアップルパイを食べている。

健永こぶたはとてもご機嫌です。


千「この家もね高嗣狼と一緒に住むために俺頑張ったんだよ！」

二「俺と！！住む？」

千「もう、どうするの？一緒に住むの？住まないの？」


健永こぶたの勢いに押されながらもそっと手を取って頷いた。

ずっと気になっていた健永こぶたからの言葉を無駄なんて出来ません。


二「お願いします。」

千「今日からよろしく！」

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