サンワー ページ5
どうやら西第一高の生徒玄関は8.30分を過ぎると
オートロックがかかって外からは入ることができないらしい関係者入り口を開けておじさんが丁寧に教えてくれる
生徒であればカードキーを使って開錠ができるのらしいのだがなにせ俺は今日からこの学校の生徒になった身、まだカードキーなど持っておらず存在すら
知らなかった
つまりおじさんがいなければ俺は閉じた正門の前で
立ち尽くすことしか出来なかったのだ
パツパツの警備員の服を着た小太りのおじさんが
俺には光り輝く天使に見える
そういえばおじさんには俺がカードキーの存在を知らなかったことに随分と驚いていたようだ
「君そんなことも知らんかったのかね！ここは結構有名だぞ、多分君のことだからグルッペン君のことも知らないだろうね」
ガハハハと大笑いしながら背中を叩かれる
その瞬間おじさんの感情頭に流れ出てくる
やっぱりこの感覚はなれない
(こんなにこの学校について無知な新入生は初めてだ、こんなんじゃ学校の間取りもわからないのじゃないか、教えてあげるべきか、、、うーんしかし
仕事がまだあるからなぁ)
どうやらおじさんは俺を教室まで送るかどうか
迷っているようだ親切な人だなーと思う
俺は入試の前日下見の時に実際に一年生の教室を
見たし、そこまでは余裕でいける
おじさんの親切心は嬉しいが流石にもう教室のみんながいる中でおじさんに一緒に来てもらうのは恥ずかしくてなかなか精神的にくる
ここはさっさと教室に向かっていこう俺はおじさんにここまで送ってもらった礼を言い一年生の教室がある階段へ上がろうと足を動かす
おじさんが「おーい場所はわかるのか〜」
と声をかけてくれたが
俺は「大丈夫です！教室はわかります！」
と階段を駆け上がる
「望月くんきぃつけなよー」
俺の背中におじさんが言うが俺の耳には届かなかった
西校では階段は西階段と東階段、中央階段の三つがあり一年生は中央階段から上がる必要がある
幸い中央階段は生徒玄関の目の前にあり一年生の
教室も三階とそれほど遠くはないので直ぐに一年生のフロアに着くことができた
相変わらず綺麗な学校だなぁと自分のクラスを確認しながら辺りをきょろきょろ見渡す
中学校がボロかったせいもあってか相乗効果でここが楽園んじゃないかと錯覚を受ける
そんな呑気なことを考えてるうちに自分のクラスが見つかる
周りの目が俺に注目し少しよそよそしい感じで
一つだけ空いている座る
しょっぴくん次出ます
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chachaha0415(プロフ) - トモさん» ありがとうございます！ (2019年12月22日 11時) (
レス) id: 62d109a64a (このIDを非表示/違反報告)
chachaha0415(プロフ) - 47さん» 誤字です (2019年12月22日 11時) (レス) id: 62d109a64a (このIDを非表示/違反報告)
47 - すみません。5話の『1ねんD組』はわざとですか？ 誤字ですか？ (2019年12月22日 10時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
トモ(プロフ) - 作者さんの正直なところわりと好きw自分で評価最高にするよね。俺もした。話の内容も面白いしこれからも応援してくぜ！ (2019年12月8日 12時) (レス) id: f2ff245dbd (このIDを非表示/違反報告)
chachaha0415(プロフ) - 猫ノ鈴さん» あと、どこに誤字脱字ありますか？お恥ずかしながら自分じゃあまり探せなくて、 (2019年8月2日 6時) (レス) id: 62d109a64a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者デーす | 作成日時：2019年6月15日 15時
