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第六十六話 ページ23

輝「もう、お話しは済みましたでしょうか?」



輝利哉が選別後の話を進めるべく話し始める。



『はい!申し訳ございません!』






ひ「それではご説明させて頂きます。
まずは隊服を支給させて頂きます。
身体の寸法を測りそのあとは階級を刻ませていただきます。」


輝「階級は十段階ございます。甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸。
今現在皆様は1番下の癸でございます。」


ひ「本日中に玉鋼を選んで頂き、刀が出来上がるまで十日から十五日となります。
さらに今から鎹鴉をつけさせていただきます。」




「パン、パン」




ひなきが手を叩くと、二羽の鴉が現れて男とAの型に乗る。




輝「鎹鴉は主に連絡用の鴉でございます。」



『(鎹鴉か…)』




輝「では、あちらから刀を作る鋼を選んでくださいませ。
鬼を滅殺し己の身を守る刀の鋼はご自分で選ぶのです。」

そう言って輝利哉は鋼を指し示す。




『(私にはお婆さまの刀がある…)
あの…私はこの刀が…』



Aは祖母の刀に触れながら言う。




ひ「よろしければ脇差を作られてはいかがですか?きっと貴方のお役に立つはずです。」



『(それならいいかも!)はい!』



そう言って私は玉鋼を選ぶ。




『(あ…この玉鋼からとても清らかな気配を感じる……よし、これに決めた!)これでお願いします。』



輝「承知しました。それではこれにて解散と致します。皆様、お気をつけてお帰りくださいませ。」



 





輝利哉の言葉により、解散となりAは歩き出した。







しばらく歩いた所で、Aを呼び止める者がいた。








「あの!!」









Aが振り返ると、呼び止めたのは先程、鬼殺隊を辞退した男だった。




『はい?』




花田「先程は、俺の為にありがとうございました!!貴方の言葉に救われた。俺はもう戦うことはできませんが、鬼殺隊の隠として活動させてもらえることになりました。影ながら、貴方の無事を祈ってます!」



男は勢いよく頭を下げて言う。




『(さっきの人……隠?)
いえいえ。私は私の思った事を言っただけですから。お怪我は大丈夫ですか?』


花田「はい。問題ありません!
あ!俺の名前は花田宗介といいます!貴方は?」


『私は日向Aといいます。
花田さん、またお会いする事があればよろしくお願いします。
それでは、私は先を急ぎますので失礼します。』





そう言ってAは再び歩き出したのだった。

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琴音 - めちゃくちゃ、キュンキュンしました!ありがとうございました🙇(とくに宇随さんのところ) (2022年3月24日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
月城(プロフ) - 雪さん» 雪様、コメントありがとうございます。試行錯誤しながら書いていて、うまく書けているか不安でいっぱいでしたので、そう言って貰えてとても嬉しいです!ありがとうございます!これからも更新頑張りますので、よろしくお願いします(o^∇^o) (2020年6月14日 22時) (レス) id: 9dff787f75 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます! とても良い作品を書いていて羨ましいです! これからも更新頑張ってください! 応援しています! (*^▽^*) (2020年6月14日 22時) (レス) id: fbeba8bbe8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月城 | 作成日時:2020年6月9日 15時

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