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｢おつかれ〜｣
グラスを傾けビールを流し込んだ
｢横尾さんどおしたの？珍しくない？｣
｢いや、最近飲んでなかったから
飲みに行きたいなあ〜って｣
あ、そおゆうこと？
しばらくして珍しく酔いが回るのが
早い横尾さん。なんかあった？
｢杏奈ちゃんとの結婚式よかったね〜｣
｢ありがとうありがとう〜｣
｢で！！本題はここから！！
あの時2人のこと追いかけたでしょ？
二階堂も言ってたしみんな見てた？
｢違うよ？トイレ行きたくなっただけ｣
｢新郎が席から立つってどおゆうことだよ、笑｣
やっぱり？
｢……いや、まあ追いかけたよ｣
｢どおだったの？｣
｢どおって……別に何も無いよ？｣
｢ふーん……俺玉と同期だし見てきたから
わかるよ？太輔も気づいてるよ？
言わないだけで｣
みんなして、もうなんなの。
てか俺らが終わって2年だよ？
なんでみんなみづきに固執すんの？
｢……なんでさみんなあいつに固執すんの？｣
諦めろって言ったり諦めたと思ったら
まだ好きなの？って。
みんなして、みんなして、みんなしてなんなの？！
｢はあー……なんか痛々しいっていうか
わかる？みづきさんが会社に入って1日
2人見てて、なんか痛々しいなって。｣
やけに挑発的に話す横尾さん。
｢横尾さんなに？急に｣
イライラが積もる俺。
なんでそんな言い方すんの？
｢杏奈ちゃんに決めたんだって思ってたけど
フラフラしてる玉見てると、
まじで意味わかんねぇなって
どっちも傷つけるよ。そんな気持ちじゃ｣
核心を突かれて言葉が出なかった。
そんな事言われたって仕方なくね？
どおしようもなかったじゃん。
あの状況。
向こうに子供が出来て、会えなくなって
北山さんも次第に昇格した。
俺がその時入ってたら
2人の人生狂わすかも知れないじゃん。
そんな事出来るわけないよ。
｢わかってるよ！！！！そんな事！！！｣
声を荒らげてた。
図星疲れた悔しくて言い返せなくて
子供じゃん、俺。
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作者名：みつこ | 作成日時：2018年5月19日 0時
