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「横尾さんの奥さん大和撫子って感じだね」









あの後車を走らせ家に向かった。









「そおか?ずっとこの関係性だから
わかんない。」









ってビールに口付けて作ってくれた
アテに手を伸ばした。









「なんか夫婦って
あぁゆう感じなんだなって思ってさ」









「まあ結婚して7年。
喧嘩もあるけど、その度に傷ついてたら
あと何十年も一緒にいるのに身持たないじゃん?
だからあんま考えないようにしてるよ」









「ふーん……」









「裕太は杏奈ちゃんと結婚考えてるの?」









「んー、考えてないけど俺も30だし
そろそろ考えていかなきゃダメなのかなって」









「まあーね?
あんまり踏み込めないん感じ?」









「まあまだ付き合って2ヶ月だし
そこまでの気持ちにはなんないよね」









「まあ、そおだよな……普通」









チラッとこっちを見る横尾さん。









「なに?笑」









「吹っ切れたんだなって」









あーそおゆうこと。
一方的に終わらせたの
俺だし吹っ切れたも何もねぇよな。
子供できたらどぉすることも出来ねぇよ
……本当は結婚してた時からだったか









「まあ別に本気で奪ってやろうなんて
最初から思ってなかったし?
良かったんじゃね?」









これが俺のつよがり?
それとも本心?









本気で奪ってやりたかったら
俺からなんかアクション起こしてただろうけど
そんなことしてねぇもん。









眉をへの字にしてこっちを見る
横尾さん。









「……まっそれならいいけど」









「てかもう1年だよ?流石にないって!!」









何焦ってんだ俺。馬鹿だろ。









「太輔今頃困り果ててんだろうね」









話題をすり替えた横尾さん。









「なんで?」









「だって考えてみ?
俺新人研修の時酷かっただろ?」









あー思い出した









「研修中寝るわ、消灯時間に寝ないわ
なのに、朝遅刻するわ、大変だったろうな」









「そおそお、千賀だけ捕まって
退職届書かされてたっけ」









「あったあった!
確か北山さんが千賀のこと捕まえて
正座させてたっけ」









「そおそお」









懐かしい……
あの時から俺は北山さんに憧れてたっけ

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作者名:みつこ | 作成日時:2018年5月19日 0時

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