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参拾壱 ページ4
NoSide
少年は、栗色の髪の少女に言った
時「ごめん、守れなくて。
口だけの約束で、結局君を死なせてしまった。
生きていてほしかったのに、守れなかった。」
少年は、頬を伝う涙を拭いながら言った。
少女はそんな少年を見て、そっと抱きしめた。
『大丈夫、大丈夫。
ちゃんと守れたよ。ほら、私は今生きてる。
覚えてる。全部無一郎のおかげだから。私こそ、忘れててごめんね。』
時「だったら今度は。」
『うん、』
『二度目の人生で、幸せになろう。』
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作者名:四つ葉見つけた | 作成日時:2020年7月25日 15時