エピローグ ページ5
あれから何年か経った。
ある家の庭で、小さな女の子が走り回っていた。
浅葱色の瞳に、
長い栗色の髪。
無邪気な笑顔で、走り回っていた。
それは。
"彼女"の笑顔とよく似ていた。
『蓮、おいで。』
あの悲劇を起こした彼女――――――――――――――――――
"時透"Aは、蓮、という女の子を呼んだ。
そのかたわらには、黒髪の彼―――――――――――――――――――
時透無一郎が寄り添っていた。
蓮「おかーさん、お母さんはどうしてお父さんが良かったの?」
『どうしてだろうね。ね、無一郎。』
時「ずーっと、好きだったから、かな。」
蓮「いつから好きだった?」
『昔から。気が遠くなりそうなときからかな。』
時「うん、本当に昔から。ずーっと昔から。」
無一郎は目を細めた。
Aは連を見て微笑む。
蓮「そう。」
『何その反応。無一郎にそっくり。』
時「ははっ。」
蓮「蓮も幸せになれるかな?」
『当たり前だよ。だって、』
時「人は、幸せになるために生まれてくるんだから。」
Aはあの向日葵のような笑顔で、
無一郎はひだまりのような笑顔で、
蓮は幸せそうな笑顔で笑った。
Aの髪で、勿忘草の花が風に揺られていた。
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作者名:四つ葉見つけた | 作成日時:2020年7月25日 15時