46.燃え上がれ ページ18
「ユンドーン！」
「あ、A！」
FIREが練習している部屋。
そこに、ユンドンは一人でいた。
どうやら休憩中のようで、他のメンバーが飲み物を買いに外に出て行く中、彼は部屋に残り構成を考えていたようだ。
「休憩中までえらいね。でもちゃんと休みなよ？」
「はい、もう終わったから、休憩します」
「ふふ、じゃあこれあげる！」
Aはユンドンが一人部屋にいるのを見つけて、自動販売機で飲み物を買ってからユンドンに声をかけていた。
買ったボトルを渡せば、にっこりと笑いながらお礼を言うユンドンにAもまた笑い返す。
「Aは、優しいですね」
「え？そう？ユンドンの方が優しいでしょ。寛大とか純喜にダンス教えてあげてるとこいっつも見かけるよ」
「2人とも、可愛い弟ですから」
「ユンドン2番目に年上だもんね。私よりも年上なの、信じられない！」
「ええー！ほんとですか？年上ですよぉ、僕はAのオッパです！」
「あは、そうでした！ユンドンオッパだったねー！」
「ふふふ！そうです、僕オッパ！」
Aが身長差の為上目遣いで見てくる。
そして自分のことをオッパと呼んでくるのが、たまらなく可愛い。
頬の筋肉が緩むのが自分でもわかるくらいだ。
ぽんぽんと頭を撫でてやれば、猫のように手に擦りよってくるA。
「ああ、ノム キヨォ……」
「ん？なんて意味？」
「可愛い、って意味です」
「わ、褒められたー！ユンドンはかっこいいね。カッコいいって韓国語でなんて言うの？」
「モシッタ、です」
「ふふ、ユンドンオッパ、モシッタ！」
「あああああ！可愛いです、A…！」
顔を両手で押さえてしゃがみこんだユンドンに、Aはクスクスと笑う。
「そんなに嬉しいの？今度ヨンフンとヒチョンにも言ってやろーっと」
「あ、それはダメ。なし。言ったら怒ります」
「急に真顔になるじゃん」
さっきまでゆるゆるだった表情筋が、急に仕事をして彼の顔を真顔にする。
疎い韓国語を話すAはいつもより可愛く見えるので、独り占めしたいようだ。
「….あれ、手紙？落ちてます。Aのですか？」
「あ、そう。私の」
ふと、足元に白い封筒が落ちているのが目に入った。
Aに聞けば、すっとそれを取られてしまった。
少し慌てた様子のAにユンドンは首を傾げる。
「もしかして、ラブレター？」
「んふふ、そうかもねー？」
しかしそう言って笑うAはいつも通りで。
ユンドンは特に気に留めず、笑い返した。
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uka - いやああめっちゃ面白くて、一気読みしちゃいました笑 ソルくん推しなのでソルくんとの絡み見たいです！ (2020年4月30日 23時) (
レス) id: 701fc5b087 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - 安藤くん出てくるたびに私も心臓がドキドキします(´；ω；`)笑 星ボタン何回も押せたらいいのに、、、、本当に最高です！！ (2020年4月18日 19時) (レス) id: 80c7c0ae45 (このIDを非表示/違反報告)
chia(プロフ) - rikoさん» わー！私もよなとも推しですー！同じ推しの方から感想もらえて嬉しすぎます(TT)設定モリモリの御都合主義なお話ですが楽しんで貰えてほっとしております…！これからも更新頑張りますね！ (2020年4月16日 13時) (レス) id: 4602b620e0 (このIDを非表示/違反報告)
chia(プロフ) - るうさん» ありがとうございます…！他の作品と比べて糖度は低いかと思いますが、それでも読んで頂けて嬉しいです、これからもよろしくお願いします！ (2020年4月16日 13時) (レス) id: 4602b620e0 (このIDを非表示/違反報告)
chia(プロフ) - くまさん» 惚れて頂けて嬉しいです……！なんだか自分でも知らないうちに安藤くんよりのお話になってきてしまっているので、これからも彼のことを素敵に書けるように頑張ります！ (2020年4月16日 12時) (レス) id: 4602b620e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chia | 作成日時：2020年1月21日 22時
