怪盗ラストVS我々だ!Ⅵ【d!】 (ページ26)

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Ⅳ-76個目　ルディの正体ページ26

｛Aside｝

前回のお話を見て俺が怖くなったそこの君!!

心から安心してほしい。

俺はいつもの俺だ!!(え？)

ちょぉーっとシリアス(？)を演じてみたくってさぁ？

まぁ、俺にはやっぱり似合わなかったんだけどネ。

えっと、何の話だっけ？

…あぁー、ネタばらしか。

早速レアルカに全てを言おうとした時、

後ろで大爆発が起きた。

「はっ!？」

レアルカの驚きの声と、

「おぉっ!!」

「わわっ…!!？」

「え、すごっ!？」

皆の驚きの声。

何が起きたのかというと、バケモノ三体が皆の目の前で爆発したのだ。

いやーグルッペン達を殺そうとした報いだ!!

ざまぁみろっ!!

「な…なんで!!あれは、あんな簡単に散り散りになるわけ…!!」

「それがなるんすよ、レアルカさーん」

ニッと笑ってみせる。

「さぁ、楽しいネタばらしと行こうか。
お前らもよく聞いとけよ？」

大怪盗、ラスト様の完璧な作戦を。

「まず、悪魔の契約についてだ。

俺達…っていうか、アインスやレアルカみたいな悪魔と契約するのに、ある行動が必要なんだけど、そうだな…良い例は、契約相手の体の一部を貰ったり、働いた報酬として精気を吸い取ったりなんていうのが主な契約方法なんだ。

レアルカは確か…前者だよな？」

「…あぁ」

レアルカの返事に俺は頷いて、さらに続ける。

「アインスの場合は、これがちょっと特殊で。

何か知らんけど、契約相手の体に自分の唇を押し付ける、あるいは自分の体に契約相手の唇を押し付けられる…のが、アインスの契約方法。

まぁ、要するにキスするかされるかっていうこと」

腕組みしながらそう言うと、この場にいる全員が口を大きく開いた。

「え…じゃあ、契約したタイミングって…」

「そう。お前らが俺を壁に押しやって無理矢理キスしてきたあの時」

エミさんの察しの良い考えに俺が付け足す。

それに一番驚いていたのはハルとレアルカだった。

「えぇ!？皆とキ、キキキキスしたのー!!？」

「嘘だろ!？あの時かよ!!」

反応が面白いともっといじめたくなるよね。←

「このことを知ってるのは、勿論俺と、それから…」

「あぁ、僕だよ」

チラリとルディを見ると、ルディが声を上げた。

「なんでルディが知ってるの？」

フジが聞いてきた。

「ほら、警察署の方で俺とルディが少し話があって皆から離れた時あっただろ？あん時に、全部話したんだよ」

だってルディは、アインスが殺した悪魔の一人だからね。

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