22話 ページ23
と、こうこうこういうわけで。
「シロ。
俺ら全員、お前のことちゃんと仲間として
見ようって昨日決めたんや。」
「一緒にご飯食べてくれるやろ?」
志麻、センラのそのセリフに。
シロは花が咲いたような笑顔で笑ったのだった。
______________________________________
「……ごめん」
「へ?」
「俺、ちょっと気が動転して……
当たった」
夕食の席。
シロの真向かいに座るそらるは、
耳を真っ赤にしてまでそう言った。
シロも
なんのことだかすぐに合点がいったようで、
「いえ、全然大丈夫です。
……私も、
急に追い詰めるようなこと言っちゃって。」
ぺこり、とシロは頭を下げた。
「……でも
私も死ぬ気で協力しますから。」
ぴ、と背筋を伸ばしてそうつぶやく。
「うんうん、
明日の朝から任務入れちゃいました〜」
それを待ってましたとばかりに笑うまふまふ。
「え?」
「志麻くんとだよ」
「俺か!」
「え?え?」
困惑するシロに。
「……僕達まだ君のこと信用できないけど。
ちゃんと仲間だと思ってるから、
任務にはいってもらいます」
とまふまふ。
「……恐ろしいこと言うてる」
「命だけかけろってことや……」
ぼそぼそと聞こえる声を
まふまふは完璧に無視して。
「頑張ってね!」
と笑った。
「……この人怖い」
129人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
煮凝り - れもんさん» あ゛っ…!読み返してまで…ありがとうございます更新頑張りますね!! (2020年9月11日 22時) (レス) id: 070d398b9c (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - 煮凝りさん» 全然いいなのです〜!!今日また見返してほっこりしてますw!! (2020年9月11日 19時) (レス) id: e9c3d8ad5a (このIDを非表示/違反報告)
煮凝り - れもんさん» 返信遅くなってすみません…!ほっこりしていただけたなら嬉しい限りです!! (2020年9月10日 17時) (レス) id: 070d398b9c (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - やああああ、いい仲間〜!!心温まる〜!!! (2020年9月4日 20時) (レス) id: e9c3d8ad5a (このIDを非表示/違反報告)
煮凝り - ささささん» わぁぁ嬉しいです……!!頑張りますね!! (2020年9月3日 19時) (レス) id: d8b345149a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:目に煮凝りができた | 作成日時:2019年12月23日 14時