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12話 ページ13

「って思ってた時が私にもありましたァ!!!」

だいぶ大人数で攻め込まれたのか、

直ぐにドタドタと足音が聞こえて、

シロの出番はすぐにやってきた。

志麻よりも乱暴に開けられた扉をみて、

シロは壊さないでよ…!?

と一瞬眉根を寄せて。

「っ、女?!!」

「誰かの愛人か?」

「とりあえず殺せ!!!」

異国の言語で喚き立てられ、

シロは一瞬混乱したあと。

「……まぁ死んでもらえばいいか。」

ただそうとだけ呟いて、

一瞬で相手との間合いを詰めた。

タンタンタン!!

と全員に触れる。

「……Good bye !! Have a nice next life.」

歌うようにそういった後、

速攻で全員の喉元を掻き切った。

ぶしゅっ!!!

と吹き出す血が全身を染める。

「あっ!
さっき風呂入ったのに!!!」

顔にも思い切り散った血を

手の甲で脱ぐって叫ぶ。

「……下が心配だから行くか。」

本来の武器である、

部屋に立てかけていた日本刀を手に取って。

「誰も死んでなきゃいいけど」

なんて不穏なことを呟いて、

シロは階段を駆け下りていった。


______________________________________

「わぁわぁわぁ、大惨事」

シロが下に駆けつけると、

うぅ……と唸る敵兵、

その数およそ十数人。

「っ、な、なんで出てきてんだよ?!」

ビュウ!!!

と風をまといながらうらたが叫ぶ。

「いや、上にも敵来まして。
増援です。」

シロはすぐに敵兵と応戦しながら

うらたに叫び返した。

「邪魔」

そらるが敵兵の口腔に水をぶち込んだ。

「がぼっ、げ、」

凡そ聞き苦しい声を上げて、倒れ込んでいく。

「……こっわ」

「お前にもぶち込んであげるよ」

「遠慮します」

とんでもない発言の

そらるを何とかスルーするシロ。

「さかたん!
お願いだから能力使わないで!!!」

の、背後で天月の声がする。

「えー?なんで?」

戦場に似合わない、

のほほんとした声。

「基地が燃える!!!」

まふまふのハイトーンボイス。

「あ、そっか」

現在時刻は午後2時。

完全なる昼間で能力の使えない天月、

元々戦闘向きではないまふまふ、

能力の性能的に能力が使えない坂田は、

固まって体術だけで応戦していた。

シロはそこに乱入すると。

「ホイホイ人間皆平等にね〜」

敵兵全員の肩を叩いて。

「?!の、能力が?!」

「どうなってんだ!?」

さっさと能力を消し去り、

次の相手へと走る。

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煮凝り - れもんさん» あ゛っ…!読み返してまで…ありがとうございます更新頑張りますね!! (2020年9月11日 22時) (レス) id: 070d398b9c (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - 煮凝りさん» 全然いいなのです〜!!今日また見返してほっこりしてますw!! (2020年9月11日 19時) (レス) id: e9c3d8ad5a (このIDを非表示/違反報告)
煮凝り - れもんさん» 返信遅くなってすみません…!ほっこりしていただけたなら嬉しい限りです!! (2020年9月10日 17時) (レス) id: 070d398b9c (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - やああああ、いい仲間〜!!心温まる〜!!! (2020年9月4日 20時) (レス) id: e9c3d8ad5a (このIDを非表示/違反報告)
煮凝り - ささささん» わぁぁ嬉しいです……!!頑張りますね!! (2020年9月3日 19時) (レス) id: d8b345149a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:目に煮凝りができた | 作成日時:2019年12月23日 14時

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