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へたれの3日目。 ページ4

エレベーターに乗り、乱歩について行った際に恐らく武装探偵社であろう扉の前に分かりやすく『武装探偵社』そう書かれていることが分かった。

「はいっ、入ったら挨拶してよね!」

と乱歩は言った。

ガチャリとドアを開け、その瞬間珈琲の匂いがした。

「たっだいまー!」

「わぁっ、乱歩さんお帰りなさい!」

乱歩の大声の挨拶にたまたま扉の前に居た賢治が吃驚していた。

「乱歩さん、お帰りなさい」

と、国木田もすかさず声をかける。

「あ、国木田だ。丁度いいや、この人、社長に会いたいらしいよー」

「ほら、出てきなよ」と乱歩は急かすように傀儡を呼ぶ。

「え、あ、は、はい...」

傀儡はおずおずと出てきて乱歩の隣に並んだ。

「...依頼ですか?」

割り込むように後ろから声を掛けたのは敦だった。

「へっ?!」

傀儡は驚き、くるりと後ろを振り返った。

「あっすみません!驚かせるつもりは無かったのですが...」

あわあわとしながら手を胸の前へと出した。

「あぁ、敦か。太宰はどうした?」

国木田が声を掛けると敦は少し間を置いて太宰の場所を話した。

「...川へ」

「太宰君?!」

と、身を乗り出した傀儡は目に期待の色があった。

「...太宰さんを知ってるんですか...?」

「そりゃあ...太宰君の前職の知り合いだったからね...」

敦と国木田は心底驚いた顔をして質問してきた。

「なにっ?!」

「本当ですか?!」

「え、あ、いや...うん」

2人がじっと見つめてくるものだから傀儡は少し引き気味の反応となった。

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廿樂 雪(プロフ) - 柊 命さん» そう言っていただけて光栄です!最近は忙しくて更新もままならない状況でしたが、時間ができ始めましたのでゆっくりと更新していこうと思います!ありがとうございます! (2017年10月18日 17時) (レス) id: 997c4e7ee1 (このIDを非表示/違反報告)
廿樂 雪(プロフ) - 晋陽さん» 作品殆ど放置でごめんなさい...色々忙しかったので。こういうコメントがとても励みになっています!これからものろま更新で頑張りますので応援よろしくお願いします! (2017年10月18日 17時) (レス) id: 997c4e7ee1 (このIDを非表示/違反報告)
柊 命 - とても面白かったです!!更新期待しています!! (2017年10月1日 14時) (レス) id: fd0c5323b2 (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - この作品好きなので更新がんばってください!更新待ってます! (2017年6月11日 3時) (レス) id: 698e01f38a (このIDを非表示/違反報告)
神楽坂。(プロフ) - あきれすけんさん» コメントありがとうございますッ!!!確かに少ないですよね...頑張って更新させていただきます!ありがとうございます! (2017年3月1日 23時) (レス) id: 1e24b433aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神楽坂。 | 作成日時:2016年12月18日 21時

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