第３２話 ページ33
主「っあーー……」
パチリと目を覚ます。
…俺はたしか…カラ松って奴に拐われて……
(ズキッ
主「っ……いてぇ……」
風邪をひいているのか、頭がズキズキと痛んだ。それに加え、顔も火照っていて、熱い。
本当、災難だな。
そう思ったら、何か笑えた。
思えば、おそ松が来てから生活がめちゃくちゃになった気がする。
前より口数が増え、歩くペースもおそ松に会わせてたせいか遅くなったし、何より暇な時間が減った。
主「それで、この様か……」
「帰ったら、一発殴ってやる」そう小声で呟いた。
それだけで、何故か…こう…心臓辺りがポッと暖かくなる。
主「ﾌｯ………」
カ「……」
……………いたのかよ！？
気付けば、ドアの前でカラ松がじっと俺を見つめていた。こえぇよ。こっちみんな。
主「えぇーっと………何か？」
カ「ｯ｡粥……作ったから…………立てるか？」
主「……」
おそ松の兄弟で、俺を拐うような奴なんて性格悪そうって正直思ってたけど………案外、いい奴なのか？
それとも、そのお粥に何か仕込んであるんじゃ……考えすぎか？
カ「……？」
考え込んでしまったからか、カラ松が俺の顔を覗き混んだ。近い。
(ぴとっ
カ「………熱いな」
主「っ……！？」
ぴとりと俺の額に触れる。
その手はびっくりするほど体温が低く、冷たかったから、俺は驚いて肩を揺らした。
それが、自分を怖がっているせいと捉えたのか、カラ松は悲しそうに眉を下げると俺の肩を抱いた。
うん……抱いた…………ん、んんっ？
カ「辛いよな？ほら、立てるか？」
主「えっ、ぁ……はい!」
ぎゅっとつかまれながら、立ち上がった。
お、おぉ……びっくりしてシャキッとした返事しちまったじゃねーか。
つーか、相変わらず顔と顔の距離がちけーよ。
カ「歩くぞ」
主「は、はぁ…」
二人三脚になりつつあるが、俺は部屋から出た。
カラ松が言っていたとおり、教会だった。
部屋の外は大きな講堂…？っていったっけ？
まぁ、広い空間があり、そこに縦長の椅子と机がびょーんっと並んでいた。
そのはじに腰を下ろす。
目の前にはカラ松が作ったと思われる
お粥と果実が数個置いてあった。
カ「口に合うか分からないが、食べてみてくれ」
そうニコリと微笑む姿は悪魔には見えず、うっかり気が抜けてしまう。
俺は、その顔をじっと見ながらスプーンを手に取った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
今日の松
お「何？・・・たまには甘やかして欲しいの！そ、う・・ん・・もっと撫でで」
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桜餅 - 死人さん» 死人さん!!!頑張ってください!!! (2022年11月3日 21時) (
レス) @page41 id: 02688dffc8 (このIDを非表示/違反報告)
カマキリ - うぇ？神ですか?やっぱりピンク最こｕ((更新頑張って下さい (2021年11月17日 1時) (レス) @page48 id: 60cf18d06c (このIDを非表示/違反報告)
(*ﾟ▽ﾟ*)ﾌｫｫｫ(プロフ) - おもしろいです！更新待ってます！頑張ってください！ (2020年7月27日 18時) (レス) id: 99a4d56779 (このIDを非表示/違反報告)
風邪(プロフ) - 死人さん！シバです！更新待ってますよう( ；∀；) (2019年8月6日 17時) (レス) id: 41ed55b1cf (このIDを非表示/違反報告)
こまき(プロフ) - 更新を……恵んでください……⊂⌒~⊃｡Д｡)⊃ ﾋﾟｸﾋﾟｸ (2018年7月23日 23時) (レス) id: 89500cf1af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：死人 | 作成日時：2017年3月24日 0時
