具合悪いとき ページ32
えーと、カギカギ。
・・・あれ?ない。
どっかで落とした?
よく考えたら、風呂入る前宮田に部屋のカードキー預けたんだった。
玉森「マジか。宮田〜
最悪だな。」
ペラペラの浴衣じゃ寒くなってきたから、廊下にしゃがんで宮田が戻ってくるのを待つことにした。
それから。
どれくらい経ったかな・・・
気づいた時には、浴衣姿のAちゃんが側にいてくれた。
宮田のこと心配して探しに行こうとするAちゃん引き留めて、
玉森「ね、行かないで。俺とここ居て?
お願い。」
具合悪い時って、なんか甘えたくなるっていうか・・・
いつも以上にそばにいてほしいって気持ちが強かった。
少しずつ寒気も収まってきて、Aちゃんといる空間が居心地よくて。
そしたら、いつしか寝ちゃったみたい。
それからしばらくして、あまりに身体が熱くて目が覚めた。
玉森「あっちぃ!」
寝てる時に暴れたのか、浴衣の帯も半分ほどけてる。
浴衣って、見た目涼しげだけど着てると意外と暑いよな。
脱いじゃえ。上半身ならAちゃんに見られても別にいいだろ。
汗かいてなんか変な感じするし、熱でもあんのか頭ふらふらする。
ベッドに枕立てかけて、もたれかかってゆっくり瞳を閉じた。
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作者名:たまさくら | 作成日時:2019年9月1日 17時