好きなコ ページ31
玉森くんSide
打ち合わせの早めの夕飯が終わって、宮田と別棟にある温泉に向かった。
少し後からガヤも温泉に来て、他愛もないこと話しながら一緒にあったまってる。
玉森「・・・・・」
熱くて、のぼせそう。
宮田がのんびり髪の毛トリートメントしてるのも待ちきれずに、先に温泉出ることにした。
外にある待合室っての?
女湯の人と合流できるとこ。
さっき、Aちゃんも温泉入るって言ってたな。
もしかしたら浴衣姿のAちゃんが通りかかったりする?
期待しながら、並んだ自動販売機眺めてた。
アイスの自動販売機。
Aちゃん、アイス好きだもんな。
ここ、立ち寄ったりしないかな?
さっきから俺、なんだかAちゃんのことばっかり考えてる気がする。
玉森「・・・・・」
ついこの前まで入院してた好きなコがずっと一緒にいてくれる。
考えただけでなんかテンションあがるわー。
大きな窓の外、吹雪いてるのが見えた。
寒そうだな。
しばらくすると、だんだん熱い身体もおさまってきたみたい。
むしろ冷えてきたな。寒いかも。
それにしても宮田もガヤも遅いなあ。
何時間風呂入ってんだろ?
待ちきれずに先に部屋に戻ってることにした。
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作者名:たまさくら | 作成日時:2019年9月1日 17時