積極的な私 ページ28
A「でも?」
藤ヶ谷「やっぱ俺だけに、って思っちゃうんだよなー。」
すっかり冷たくなった私の髪に触れながら、くしゃみ連発してる(笑)
太輔くんまで風邪ひいたら困るから、私のマフラー貸してあげた。
普段は大人っぽくてクールな人なのに、すごいあったかいって無邪気に笑ってる。
A「かわいい太輔くんも好きだよ♡」
急にキスしたくなって、マフラーぐっと引っ張って太輔くんのこと引き寄せた。
背伸びして、私からキス//
他に誰もいないけど、ちょっと大胆だったかな//
藤ヶ谷「どうしたの?(笑)珍し♡
Aからキスしてくれるなんて。うれしい♪
ねね、も一回して♡」
A「無理っ!//」
藤ヶ谷「なんでー?!
俺、積極的なAも好き〜♡(笑)
昨日の夜だってチャンスだったのに〜
積極的に来てほしかった♡」
太輔くん、私のことからかってくる//
すごい楽しそうに手叩いて笑ってるの!
藤ヶ谷「そうだA。
これ、今日ここに二人で来たって思い出に。」
さっきまで笑ってたのに、急に真面目な顔でポケットから小さな箱を出してくれた。
ピンクのリボンがかかってる。
寒くて手がかじかんでて、うまくリボンがほどけないな。
もたもたしてると、
藤ヶ谷「落としたら割れちゃうぞ?(笑)」
A「やめて、余計プレッシャーだから言わないでっ。」
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作者名:たまさくら | 作成日時:2019年9月1日 17時