ピンクのマフラー ページ17
話してるうちに時々、雲の切れ間から太陽の光が射すようになった。
A「素直で優しい太輔くんが好きだよ♡」
そういうと、ピンクのマフラーぐっと引っ張って、俺のこと引き寄せた。
藤ヶ谷「痛い痛い、苦しいって、」
ちゅ♡
Aが背伸びしてキスしてくれた。
藤ヶ谷「どうしたの?(笑)珍し♡
Aからキスしてくれるなんて。」
首引っ張られたけどすげー進歩だな(笑)
出会ったときはホントに男とまともにしゃべるのも難しいって感じで、こんなことできるような子じゃなかったのに。
A「私の気持ちだよ。
嘘偽りのない気持ち。
太輔くんと出会ってから、一度も変わったことのないまっすぐな気持ちだよ。」
今の天気みたいに吹っ切れたような、明るい笑顔で伝えてくれた。
藤ヶ谷「ありがとう。すげー幸せ。
俺もAが好きだよ・・・」
今度は、俺からキス。
A抱き寄せて、冷たくなった頬を両手のひらで包んで。
他に誰も客いないから、ちょっとだけ大胆になっちゃった。
藤ヶ谷「こんな白昼堂々外でキスするなんて、なかなかできないからな♪」
キスしてるうちにもっとしたくて、ちょっとだけ深く・・・、したら苦いって言われちゃった。
藤ヶ谷「ごめん。さっき寒すぎてホットコーヒー飲んで待ってたんだ。」
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作者名:たまさくら | 作成日時:2019年9月1日 17時