ダイヤモンドダストが舞う朝は 15(Taisuke.F/Yuta.T)

アイドルの子 ページ38

藤ヶ谷「何で？俺？！」



マネージャー「お前が悪い訳じゃないけど・・・、お前のファンの子、激しい子多い印象だし。




実際困ったことだって、１度や２度じゃないだろ。」






藤ヶ谷「・・・・・」






・・・鋭い。お見通し。






マネージャー「前も危ないことあったんじゃねぇの？」






この男性マネージャー、最近まで嵐さんの担当してたから、嵐さんのファンと比べてんのかな。





前にAが危ない目にあったこと。




誰にも言ってないはずだし・・・





藤ヶ谷「・・・・・」





楽屋に戻ると、舞祭組の四人も着替え終わってた。





横尾「よぉ、太輔。



今日からAさん一緒だな。




なんで浮かない顔してんだよ(笑)」




舞祭組の四人も合流して、立ち位置の確認とか短いリハーサルのあと歌番組がはじまった。






今日は生放送。




周りにはファンの子もたくさんいるんだ。




笑顔作んなきゃ。




頑張らなきゃ・・・





どんなときでも、アイドル藤ヶ谷太輔は私情を挟んじゃいけないんだ。




北山をはじめ、メンバーのサポートもあって本番をうまく切り抜けることができた。





ふぅ・・・





出演者が座る一番後ろの雛壇に座ろうとしたとき、隣にさっきのアイドルの子が座ってきた。

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