虹の向こう側9 （Taisuke.F/Yuta.T)

あれは・・・？ ページ34

A「・・・玉森くん。




私、泣いたらお腹すいちゃったぁ。




今日は私がご馳走するから、またあのカフェ行かない？」






玉森「・・・いいよ(笑)



わかった。






付き合ったげる。」






Aちゃん。



初めて会ったファンイベントの時も、よく食ってたな(笑)






笑顔で足取りも軽く、うれしそうに俺の少し先、歩いてる。







あれっ・・・？




波打ち際のほう。







知ったような姿、見つけた。








波打ち際近く。






ふと目に入ったの、人目を引くサングラスの男。





あそこにいるの、多分だけど・・・？






前を歩くAちゃん。




今日は何にしようかな？ってはしゃぎながら歩いてて、気がつかないみたい。






俺がじっと見てたら、そいつ。こっち気づいた。






玉森「・・・・・」






あんな目立つ銀ブチの三角のサングラスして。




めっちゃダメージのジーンズはいて。




ポケットに両手突っ込んだまま、潮風受けて立ってた。





一人で砂浜いても、半端なく目立って、絵になってる。






ホントにもう、いいのかな・・・？





ガヤだって、Aちゃんだって。



自分のキモチにフタしてるだけなんじゃないの？







・・・俺も。




Aちゃんのこと、好きかもって思い始めたとこだけど・・・

優しいキス→←甘えてもいい？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す