虹の向こう側5（Taisuke.F）

気に入られた ページ34

藤ヶ谷くんSide



・・・A、六本木まで迎えに行って。




誤解もとけて、一晩中仲良く愛し合って過ごした。




朝になってA、何やら携帯みて信じらんないとかってブツブツ文句言ってる。




誰からのメール・・・？




普段は携帯なんて、絶対覗かないんだけど。




昨日の今日で何か嫌な予感がして・・・後ろから、読んでるメールそっと覗いちゃった。



藤ヶ谷「ほら〜




言わんこっちゃない。」




A、どうやら昨日会ったってお父さんの部下の男に気に入られたみたい。




・・・嫌な予感、的中。





A「あ！太輔くん。

悪いんだ〜





私、絶対携帯とか見ないのに。」




藤ヶ谷「・・・しょうがねぇだろ？




気になったんだから。」





ホントは謝りたかったんだけど・・・ぶすっとしちゃった。





A「大丈夫だよ？(笑)




太輔くんて、意外と心配症なんだねっ(笑)」




人の気も知らずに言ってるけど。




藤ヶ谷「・・・Aのことだけな。」





A、自分では自覚ないみたいだけどさ・・・





可愛くて、純粋で素直なとこ。



話したらすぐにわかるんだ。





ちょっと見る目ある男なら、すぐにわかると思う。




時々ボケっとしてたり、抜けてたり。鈍いとこあったりして・・・もう、放っとけない。





俺がそばにいなきゃ、って思うんだ。

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