きらめく砂のごとく3(Yuta.T)

姿が見えない ページ32

・・・今日もいつもみたいに、Aさんのいるショップにコーヒー買いに出かけた。





もう、４月。






ついこの前年が明けたって思ったのに、もう新学期がはじまるんだもんな。





特にデビューしてからというもの・・・





時間が経つのって、ホントに早いって感じてる。






ありがたいことに仕事たくさんもらって、毎日時間に追われてて。



寝るのもやっと、って時も・・・






Jr.ん時なんて、なかなかデビューさせてもらえなくて。



先、見えなくて・・・






レッスン。やってもやっても変化のない毎日に、嫌気さした時もあった。



時間経つのが遅くて・・・








・・・コーヒー買いに来るの、久しぶりだな。




ここんとこ、コンサートツアーのリハーサルなんかで忙しくて。








半月くらい、来れなかった。








Aさんと二人で両手にコーヒー下げて歩いた銀杏並木。





もうすっかり、緑の葉が生い茂ってた。








季節・・・変わったんだな。







記憶の中では、Aさんと過ごした日。



つい昨日のことみたいなんだけど。







時間が経ったこと、感じさせられた。







銀杏並木くぐって店の中、入ったけど。







・・・Aさんの姿、見当たらない。








玉森「・・・・・？」




どうしたんだろ？








今日、休みなのかな・・・？

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