きらめく砂のごとく3(Yuta.T)

ちょっとだけ大胆に ページ2

もっと、って想う気持ち。




何とか断ち切って・・・






車走らせて湖の近くの遊園地に着いた。








入り口のところからもう、綺麗なイルミネーション。



隣見たらAさん、うれしそうな笑顔見せてる。






・・・よかった。






ゲートくぐったら、一面にイルミネーションが広がる広場。






A「わぁ・・・



きれーい・・・！





こんなの、何年ぶりかな・・・？」









子供産まれてから、夜あんま出かけないみたい。






玉森「そっか。ならよかった。








・・・左手。



寂しいって思ってる？」






一瞬、まだ迷ってるみたいな表情に見えて、思わず聞いちゃった。






A「んー・・・？




どうかなっ？(笑)」







玉森「ん。」





そういってAさんの左手、きゅって握った。







玉森「これでもう、左手、寂しくないでしょ？」








・・・指輪なんてなくたって、俺が全部あっためてあげたい。








A「・・・ふふ。ありがと。



・・・ね。明るいから、周り気にならない？」






手握ってAさんのこと、引き寄せて。


くっついて歩いてるから、気にしてくれてる。




玉森「こんな山奥の遊園地。


平日だし、もうすぐ終わりだし。




他、カップルがちょっとしかいないじゃん。







・・・だから、こんなこともできるよ？」

何考えてるの？→←きれいな瞳

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す