きらめく砂のごとく2(Yuta.T)

何も言わないで ページ4

まっすぐな眼差しで・・・





きれいな瞳に、吸い込まれそうになっちゃった。





本気に・・・したくなっちゃいそうで。








怖くて・・・








A「たっ・・・玉森くん、ありがと。




そんなふうに言ってもらえてシアワセだな〜！」






無理して笑って・・・







玉森「・・・俺。



本気で言ってるんだけど。」





ちょっと機嫌悪そうな声、聞こえた。





A「・・・・・」







だって、冗談にするしかなくて。



そんな風に言われちゃったら、私・・・







A「玉森くん・・・




あのっ・・・？」






玉森「・・・俺さ、本気だから。





これ、俺の番号。






俺のこと。嫌いじゃなかったら、絶対連絡ちょうだい。ねっ？」






A「・・・・・」






玉森「・・・・・」






・・・どれくらいかな。





二人、立ち尽くしてお互い見つめ合ってた。








コーヒー、両手に持ったまま・・・








A「あのね、玉森くん。





知ってると思うんだけど。私・・・」






玉森「・・・知ってる。






何も、言わないで。」







A「息子も・・・」







玉森「・・・わかってる。







それでも。




一緒にいたいって思っちゃったから・・・





・・・ダメかな？」

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