きらめく砂のごとく2(Yuta.T)

彼女のいない店 ページ11

・・・結局。





もう少し寝ようと思ったんだけど・・・気になって寝らんない！







はぁーっ・・・







・・・起きるか。






今日は、撮影始まるの遅いから。





早めに行って、コーヒー飲もうかな・・・








仕事、今日これだけだから。



撮影、車で出かけることにした。









俺の家からも、そんな遠くないとこ。



この前ロケバス停めてた、店からすぐの駐車場に車停めて。







まだ、集合時間の2時間前。






いつも、Aさんがいる時間。



期待しながら、店の中入った。









女性「いらっしゃいませ。」





玉森「・・・・・」









店の中、見回してみたけど。








・・・そこに、Aさんの姿、なかった。






カウンターにいたの、この前見かけたベテランぽい女性の店員さん。



・・・と、年配の男性が１人だけ。









玉森「・・・・・？」





女性「・・・今日のおすすめは、期間限定のクリスマスブレンドです。



いかがですか？」





玉森「あー・・・じゃ、それ一つ。



ホットの、一番小さいサイズで。」






女性「かしこまりました。」







玉森「あのっ・・・」






女性「・・・何か？」





Aさんのこと、聞きたいって思って。




どうしようかな、って迷ったけど。





玉森「いえ・・・何でもないです。」








コーヒー、受け取って。


一番奥の、窓際の席に座った。

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