運命の赤い糸 6（Taisuke.F)

大好きな人 ページ4

・・・会見が終わって。



ケンちゃん、藤ヶ谷くん呼び止めてる。




マネージャーさんもいなくて、1人だけ。




・・・何か変なこと、言ったりしないよね・・・？！




ドキドキして、変な汗が出てきた。




うちの製品の香水、おまけにＰＲしてくれたからお礼が言いたかっただけみたい。





・・・びっくりしたぁ・・・





藤ヶ谷「先日のＣＭの撮影の時に、副社長からいただきまして。




・・・最高に幸せな気分にさせてくれる。




僕が大好きな人の香りです。」





不意に強い視線感じて・・・





A「・・・んっ？！」





私のこと・・・？！





顔上げたら藤ヶ谷くんと目、合っちゃった。




ケンちゃん、ちらって私のこと見たからドキドキしたけど。



藤ヶ谷くん、お構いなしって感じで。まっすぐ、ハッキリ言ってくれてる。





健「・・・木村さん。藤ヶ谷さんお送りして。」




A「えっ・・・？！」





ケンちゃん、社長室に戻っていっちゃった。




多分・・・藤ヶ谷くんとの時間、くれたんだ。




いっつもケンちゃんにいろいろ言われてるけど、意外といいとこある。





A「・・・ということなので、お送りします。」





エレベーターに2人、乗り込んで。




A「藤ヶ谷くん・・・？



さっき私が言ったこと。・・・怒ってないの？」

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