元気になった ページ19
A「・・・ん・・・
藤・・・太輔くん・・・
ありがと・・・
ずっとずっと、好きでいてくれて・・・
長いこと。待たせちゃってごめんね・・・？」
俺の方、寄り添って言ってくれてる。
泣きはらした目もだけど。頬、赤く染めて・・・
俺のこと、可愛い顔して見上げてる。
いっつもこんな顔。玉に見せてたの・・・？
そう考えただけでも嫉妬に狂いそうだな・・・
・・・考えるの、よそう。
今は、間違いなく俺のこと、見てくれてる。
その気持ち、信じたい。
A「藤・・・太輔くん・・・？
お仕事は・・・？大丈夫なの・・・？」
藤ヶ谷「・・・俺のことばっか心配しなくていいよ。
明日は夕方から。
A、ラッキーだな？俺。しばらく一緒にいてやれる。」
A「そっか・・・ありがと・・・
うれしいな・・・」
また俺のとこ、ベタってくっついて。
可愛い顔して俺のこと見上げて言ってる。
もう、そんな顔見ちゃったらさ。また欲しくなんじゃん・・・？
でもダメだろ？さっきまで悲しい想い、してたんだもんな・・・
・・・俺が、忘れさせてやりたい。
藤ヶ谷「・・・そんな顔、簡単に見せたらダメ。
また欲しくなんだろ・・・？」
・・・Aの耳元でささやくように言ってやった。
A「ふふ・・・まだ欲しいの・・・？
太輔くん。若いな〜！
・・・でもシャワーもしてないから。もうダメ・・・」
俺見て。笑って言ってんじゃん・・・？
元気、なってきたんだな？よかった・・・
藤ヶ谷「・・・A、元気なったじゃん。
いい笑顔。よかった・・・」
俺、胸に手、伸ばしていたずらしてやる。
A「もー、ダメって言ったでしょ・・・？」
藤ヶ谷「・・・じゃ、一緒シャワーする・・・？」
A「・・・絶対ダメ。見せられないもん・・・」
藤ヶ谷「大丈夫。キライになったりしないよ・・・？」
俺。焦りすぎかな・・・
A「無理！絶対！太輔くん。先シャワーしてきていいよ。」
藤ヶ谷「・・・わかった。今日はあきらめる。
・・・また今度。一緒入ろうな？」
前髪のとこ、なでてやったら。恥ずかしそうにしてる。
・・・もう。全部がかわいく見えるわ。
俺よりずっと。歳上なのにな・・・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 131人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たまさくら
| 作成日時：2014年6月25日 14時
