雪柱は天元さんの妹さん【鬼滅の刃】

廿 ページ21

わたしは真っ白な世界にいる









…









わたしはどうなったんだっけ……








たしか…上弦の鬼に…









とつぜん









額に冷たさを感じた









雪









ふわふわとふってくる









雪は1箇所に収束し、人型になった









『だれ？』









その瞬間雪が燃えた









『！？』









煙がたちこめる








煙がなくなるとそこには









杏寿郎君がいた









『杏寿郎、君』









「よもや！！！





宇髄か！！」






『……まさか…わたしたち、2人して死んだの？』







「いや！！生きていると思うぞ！！






俺は左目と内蔵がいくつかやられているが！！生きているはずだ！！！」






『…わたし、猗窩座の…鳩尾に入ったはずだけど臓器は無事だと思……う……よ。』






正直怪しいが、まあ………







「うむ！！そうか！！





なら戻らねばならんな！！！」









『も、もどる？』







「そうだ！！現実にな！！」







『そう、だね…。うん。






一緒に戻ろっかぁ』






「………悪いな！！何故か俺だけ戻ろうとしても戻れないんだ！！戻りたい気持ちはあるのだがな！！どうしたものだろうか！！」






『そ、そうなの？





……ん〜…傷の具合とかもあるんじゃないかな…





臓器が傷ついているなら尚更だし。





というか私が戻れるのかもわからないし…』






「……それもそうかもしれんな！！宇髄だけ先に戻ってくれ！！」






『えっ…、でも…1人になってしまうじゃない』







「俺は構わん！！宇髄がいないと宇髄が困る！！」






『…なんて？？』






「…………………音柱の方だ！！」






『あぁ…』





…でも





「俺のことは気にするな！！





絶対に戻る！！信じてくれ！！」






『…わかった。約束ね。




あっちで、また会おう。杏寿郎君』






「…あぁ。









千鶴。」






急に目の前が真っ白になって＿＿＿









＿＿




ぱち






…あぁ





「……！！




ち、千鶴さ……っ






しのぶさーーーんっ！！！！しのぶさっ…！！





…っ千鶴さんが起きましたーーっ！！！！」






『たんじろ…くん』







戻れたんだなあ、私

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