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「ブカブカすぎるなこの服……あ、でもめっちゃいい匂いする」
「Aってウブなくせに結構恥ずかしいこと言うねんねな……そんな俺の匂いする？」
「うん」
すんすん、とシャツの袖を香ってみるとやはりそこからはいつもセンラさんからする香水の匂いが僅かにした。
この匂い嫌いじゃないから安心するけど、違和感ありすぎてダメだな。
「なんかセンラさんに包まれてるみたいでやだ」
「嫌なんかい」
華麗なツッコミを入れてから、センラさんは車の鍵を持って私の手を引きながら家を出た。完全に今日はデートする気分のようだ。
まだ顔色は朝よりかはマシになってるし、たまにはいいのかも。働きすぎてるような気はしてるし、気分転換になったらいいけど。まぁ今日はセンラさん運転手兼荷物持ちだから私の行きたいとこに付き合ってもらうけど。
自分から運転手を買って出たのが間違いだったのだ。それはもう決定事項なので仕方ない。そう判断した私は上機嫌で車に乗り込む。
「好きなアイドルの曲ながしていい？」
「A好きなアイドルおるん？」
「私も女の子だからね。じゃ、スマホ貸して。……あ、このプレイリストながしてほしい！」
「うらしま……なにこれ？変な名前のグループやな」
「文句言うな」
なんでおまえが文句言うんだよその名前に、と謎に反抗心が芽生えたところで、私の好きな曲が流れ始める。
本当にこのグループの曲はいい曲ばかりで聞き飽きないのが特徴だ。いくらでも聴いてられる。
「そんな好きなんや……知らんかったな」
「まぁ、私たちまだ知り合って浅いしね」
「それもそうやな。Aが高校卒業してからは分からんけど、この先もずっと俺が世話すると思うし、お互いのこともっと知っていけたらええな」
「ずっと世話してくれるの？ニートになろっかな」
「Aがそれでええなら構わんよ。お金ならこの先一生遊んで暮らせるくらいあるから気にしてへんし」
出たよ金持ちのセリフ。
まともな事言ってるのに前提から普通と違うからおかしいのだ。まぁそんなセンラさんのおかげで私は今生きていけてるから文句は言えないけど。今日持ってるお小遣いだってセンラさんに貰ったものだし。
センラさんとずっと一緒にいたらいつか私の金銭感覚もバグりそうだな、と思った。
まぁでもセンラさんは今は私のことを手放す気は無さそうだし、離れるのも無理な話か。また高校まで乗り込んでこられたらと思うと恐ろしいから……うん、しばらくは何があってもセンラさんの隣にいよう。
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白雨(プロフ) - ふーかさん» コメントありがとうございます〜！こういう俺様っぽいうらたさん好きなので褒めていただけて嬉しいです！もう少ししたら志麻さんも出てきますのでお待ちください〜！◎ (2月23日 10時) (
レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか(プロフ) - 続きたのしみに待ってます！！うらたさんめちゃめちゃいいですね🥹志麻さん推しなので、志麻さんが沢山出てくるところも楽しみにまってます💗 (2月17日 22時) (レス) @page16 id: dd6022b1aa (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 勿論です✨白雨さん！これからも更新頑張ってください😆 (1月12日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 翼さん» ありがとうございます！これからも頑張りますね、是非最後までお付き合いいただけますと嬉しいです◎ (1月9日 9時) (レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 白雨さん！僕はこの作品が好きです！これからも頑張ってください(｡•̀ᴗ-)✧ (1月5日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
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