11.彼シャツデート。 ページ11
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「顔近いし重いし……あーもう！起きろ！」
ばんっ、と布団を叩くと埃が舞いながら隙間から入ってくる朝日に照らされているのが見えた。二度寝をかまして目が覚めたらこの状態だった。完全に抱き枕にされた状態。体はかなり密着していて落ち着かないというのに、この目の前の無駄に顔だけ綺麗な男はなんなんだ。
この男、全然起きやしない。多分時間にしてはもう昼くらいだと言うのに。
ていうかほんとに顔近すぎるんだけど。
そう思いながらぐいぐいと顔を押すと、嫌だったらしいセンラさんは「え、なに、ちょ、やめろって……」と言いながら私の手首を掴んだ。なるほど、センラさんは顔を触ると起きるのか。いい事知った。
「起きてよ。てか、早くこの手退けて」
「うるさいなぁ……抱き枕が喋らんでやぁ」
「誰が抱き枕だ叩くぞ」
「もう叩いたやんけ。俺のビューティフルな顔面を」
「はいもう無理このおじさん無理」
確かに俺のが年上やけどその言い方やめて？と苦笑しながら言われた。まぁ確かにおじさんっていう見た目でもないんだけど。実年齢知らないけど多分二十代だろうし。
だが私にしてみればそんなことはどうでも良いので、大人しく私を抱いていた腕を退かしてくれたセンラさんを容赦なくべしっと叩いてベッドから起き上がる。今日は外に出たい気分なのだ。
まだ眠たいのか目を擦りながら上半身を起こしたセンラさんが、寝癖をつけたまま聞いてくる。
「どっか行くん？」
「うん。歩きたい気分だから出掛けてくる」
「ほんなら俺も行こか」
「え？なんで？」
「運転手いた方が便利やろ？」
「確かに。じゃあショッピングモール行きたい。隣町のおっきいとこの」
ええよぉ、なんて言いながらセンラさんは欠伸をする。
センラさんって、こうやって静かな時は顔も綺麗だしかわいいしで文句なしなのにな。なんで普段めんどくさい系のナルシストなんだろう。
かなり失礼なことを考えている私などいざ知らず、センラさんは起き上がって本当に出かける準備を始めた。とりあえず服を着替えようと思ったらしく、彼はパジャマのボタンを外していき……ん？
「な、なんで着替えてんの？」
「なんでって、出掛けんねやろ？」
「だ、だからってなんでまだ私がいるのに着替えようとして……あぁ！ちょ、シャツ脱がないでよ！見る場所困るじゃん！！」
「べつにAになら見られても構わんけど」
「私が平気じゃないの！ばか！」
堂々と上半身裸体になったセンラさんは、程よく鍛えられた肉体を無防備に晒していたのだ。ほんとに何考えてんのよ。
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白雨(プロフ) - ふーかさん» コメントありがとうございます〜！こういう俺様っぽいうらたさん好きなので褒めていただけて嬉しいです！もう少ししたら志麻さんも出てきますのでお待ちください〜！◎ (2月23日 10時) (
レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
ふーか(プロフ) - 続きたのしみに待ってます！！うらたさんめちゃめちゃいいですね🥹志麻さん推しなので、志麻さんが沢山出てくるところも楽しみにまってます💗 (2月17日 22時) (レス) @page16 id: dd6022b1aa (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 勿論です✨白雨さん！これからも更新頑張ってください😆 (1月12日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
白雨(プロフ) - 翼さん» ありがとうございます！これからも頑張りますね、是非最後までお付き合いいただけますと嬉しいです◎ (1月9日 9時) (レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
翼 - 白雨さん！僕はこの作品が好きです！これからも頑張ってください(｡•̀ᴗ-)✧ (1月5日 22時) (レス) id: 07d93d7f27 (このIDを非表示/違反報告)
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