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なんて信用のない言葉なんだ、と思ってしまった。
何故だろう、見た目はほんとに好青年って感じだし言葉遣いもどこかの誰かと違って優しいのに、何故か信用できないのだ。ていうか自分の本能がこいつは間違いなく危険だと言っている。
そしてそんな私の勘はよく当たるので間違いなくこの人は危ない人だ。いやそもそもこの空間にいる私以外の人全員危ない人だけど。
「全力で遠慮させていただきたいのですが」
「えー。悪くないと思うで？俺とおうちでいーっぱい楽しいことしようや」
「うわ絶対嫌……」
「ちょ、冗談やって！まじでドン引きみたいな顔しないで傷つくから！俺のガラスのハートぼろぼろになっちゃう！」
元より隠す気もなかったが、自分で思っていたよりも顔に出ていたらしい。
彼のおかげでさっきまでの最悪の空気からは抜け出せたけれど、私はだからといって好きになるほど感情の軽い女じゃない。元より冗談で言ってたみたいだからどうこう言うつもりはないが、悪い冗談がすぎる気がする。だって、うらたのこと刺激する気満々じゃん。
さっきよりもっと機嫌悪くなったらどうするつもりだったの。飛び火が来るの間違いなく私の方なのに。
もうどうすればいいのか分かんないけど……とりあえず、構ってあげればいいかなって、ぼんやりと考えた。うらたのことだから、多分それで大丈夫だろう。私が好きにやっても特に気に触らない……と思う。
「ねぇうらた」
「……なに？」
「今日の夜、海鮮食べたい」
「また飯の話？まぁいいけど。適当にレストラン予約させとくわ」
声に冷たさがなくなっていて、なんなら呆れた、とでも言いたげな言葉のわりに声は少し高くて、そこまで機嫌が悪い訳ではなさそうだった。
ちらりと視線を向けると、相変わらず真顔のうらたが目に入る。私と違って全然顔に出ないから、何考えてんのかわかんないや。
「へぇ、すご。Aちゃん猛獣使いやん」
「おいコラ誰が猛獣だ」
「やべ口が滑った！」
「あっ、逃げんなおまえ！」
「邪魔してごめんねAちゃん！俺今仕事中やから戻らんと！また遊びに来るわ！」
そろそろ本気で怒られる、と察知したのか、坂田はにこにこと笑顔を浮かべながら車から降りていった。逃げ足の速さだけはとんでもなく早い男だ。
うらたは彼が降りる直前に「二度と来んな」と言っていたけどあの様子だと……まぁ、また会うことになりそうだな。
「ったくめんどくせぇ……あいつ、偵察に来たんだよ」
「え、偵察、ってなんの」
「Aのこと見に来たんだろ。偽物の恋人かどうか、疑ってんだよ」
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李 雨月(プロフ) - 垣瀬さん» コメントありがとうございます。お仲間ですね〜！私も動物シリーズ大好きです(*´˘`*)♡ 私は初めて聴いた時から書きたくて仕方なかったです……笑。更新頑張りますので今後とも是非お付き合いくださいませ◎ (6月22日 19時) (
レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
垣瀬(プロフ) - コメント失礼します！！動物シリーズほんっっと大好きです♡♡この曲のパロも出ないかなーって思ってました！🥺お体に気を付けて更新頑張ってください！🙇 (6月22日 7時) (レス) @page5 id: 644357a4d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雨 | 作成日時：2023年6月21日 15時
