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なんて失礼な。人の事なんだと思ってんだこの人。
そう思いながらうらたの顔を見つめ返すと、特に何を言うでもなく目を逸らされてしまった。絡んでくる時は執拗いくらい絡んでくるのに、今はかなり塩っぽい。
気分屋なやつだ。でもこういう対応された方がこっちとしては楽かも。
「ここで暮らすからには必要なものも揃えたいし、アクセサリに靴、服……あ、Aの下着も買わねぇとじゃん」
「っ？！げほ、げほ……！」
急になんて発言ぶっ込んできてんだ……！！
思わずむせてしまった。
とんでもないワードを出しながらも、まだ続けるらしいうらたはあれもこれも、と生活必需品をスマホにメモしだした。買うものは事前に決めておく性格らしい。こういう面ではしっかりしてるタイプのようだ。いやこういうとこだけしっかりされててもって感じだけど。
口をナプキンで拭きながら、私は現実逃避しようと思い至り視線を逸らす。
今日は色んなとこに連れ回されそう……なんて思いながら窓の外へ目を向けると、雲ひとつない綺麗な青空が広がっていて眩しかった。思わず目を細める。
「ごちそうさま。俺シャワー浴びてくる」
「あ、うん」
まるで夫婦のような会話に、不覚にもドキッとしてしまった。ちょっと前まで赤の他人だったのに。
慣れないなぁ、なんて思いながら私は残りの朝食に手をつける。誰かと一緒にとる朝食は久々だった。家でちゃんとしたご飯を食べるのも久々で、なんだかそわそわしている自分がいる。まぁここ私の家じゃないけど。
「(……あれ、スマホに着信きてる、)」
不意に彼が先程ソファにぽいっと投げていったスマホから着信音が鳴り始めた。
仕事かな？
今日休みって言ってたけど、仕事行ってくれないかな。
なんて考えながらもどうでもいいと思った私はそれをスルーしてテレビを見ていた。そう、最初は私もそれを無視していたのだ。だけどあまりに相手の諦めが悪く、私がご飯を食べ終わってからもずっと着信が鳴りっぱなしでだんだん気になってきてしまった。
使い終わった食器を洗うためにオープンキッチンの方へ行き、シンクの中に置いてから一度ちらりとソファの方を見る。
「諦め悪すぎでしょ……そんな大切な用ってこと……？」
一向に諦める気のない相手に同情した私は、そう判断してスマホを洗面所の方へ持っていってあげることにした。
我ながら優しすぎる。
「うらたー、なんか着信来てるからスマホ持ってき……」
「え」
「あ、」
思わず硬直してしまった。運悪く丁度風呂から出てきた彼は、当然何も肌に身につけていなかったから。
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李 雨月(プロフ) - 垣瀬さん» コメントありがとうございます。お仲間ですね〜！私も動物シリーズ大好きです(*´˘`*)♡ 私は初めて聴いた時から書きたくて仕方なかったです……笑。更新頑張りますので今後とも是非お付き合いくださいませ◎ (6月22日 19時) (
レス) id: 2d25cdcdc2 (このIDを非表示/違反報告)
垣瀬(プロフ) - コメント失礼します！！動物シリーズほんっっと大好きです♡♡この曲のパロも出ないかなーって思ってました！🥺お体に気を付けて更新頑張ってください！🙇 (6月22日 7時) (レス) @page5 id: 644357a4d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雨 | 作成日時：2023年6月21日 15時
