仮面の下の殺し屋アリス

第６話　名前 ページ7

クロ「僕の名前？...川上、川上クロ。宜しく。泉鏡花ちゃん。中島敦さん。」

敦と鏡花の名前を知っていたことに警戒する二人。

クロ「そんなに警戒しなくても大丈夫。殺す気はないよ。それに此所は探偵社だからね。殺し屋である僕が君達の事を知っていても可笑しくはないだろう？」

クロの言葉に

敦「た、確かに......。」

納得する敦。

クロ「それに敵拠点にいるのに暴れたら、返り討ちにされて僕が殺されるだけだからね。」

鏡花「敵拠点では大人しくしているのが一番良い。」

クロ「ﾌﾌｯ、流石は元35人殺し。」

鏡花「ｯ！」

クロ「大丈夫。僕は君なんかより多くの人間を殺したよ。君の罪は僕より軽い。」

鏡花「貴方は何人の人を殺したの？」

敦「き、鏡花ちゃんｯ！」

殺害した人間の人数を知ろうとする鏡花に敦は叫んだ。

クロ「気にしないで下さい。僕の殺した人間の数、知りたい？」

鏡花「うん。」

クロ「良いよ。教えてあげる。僕が殺した人数は1000万人。」

鏡花「.........え。」

驚愕する鏡花。

クロ「一番最初に殺したのは...

❲ｶﾞﾁｬ❳

クロ「おっと、今日はここまでだ。」

太宰「気分はどうだい？」

クロ「大分善くなりました。」

太宰「そうかい。それは善かった。さて、君の情報とあの男の情報を教えてくれるかい？」

太宰の表情は笑っているが、目が笑っていない。

クロ「良いですよ。」

太宰「案外、すんなりしているね。」

クロ「その前に...。」

太宰「何だい？」

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クロ「お腹が空きました。甘味処に連れていって下さい。」

第７話　餡蜜と茶漬けと湯豆府と情報待ち二人→←第５話　敦の罪悪感

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