第２４話 片仮名 ページ25
敦「助けて？でも、今マデ、有難ウ。って。」
太「新堂についてちゃんとクロちゃんと話したのだよ。」
＿＿＿＿＿それは数週間前＿＿＿＿＿
クロ「新堂の異能力について？」
書類整理をしていたクロに訊ねる太宰。
太「うん。奴(新堂)を倒す方法があるかもしれない。」
クロ「！」
その言葉に反応するクロ。
クロ「それは本当何ですか？」
太「この件について私は嘘をつかない。」
クロ「奴を倒せるなら。」
太「助かるよ。」
クロ「新堂の異能は少々厄介です。」
太「厄介、か。」
クロ「新堂の異能は精神を傷付けたり、精神を操ります。」
太「ﾌﾑ。確かに厄介だねえ。」
クロ「他に何か訊きたいことあります？」
太宰はクロを見た。
太「実際に新堂の異能力を見たことは？」
クロは黙った。
クロ「見たこと、あります。」
暗い顔になるクロ。
太「答えたくないなら答えなくても良い。」
クロ「いえ、平気です。眼の色が赤。」
太「他に新堂の異能の特徴は解るかい？」
クロ「操っている人が書く文字は片仮名。でも、異能に反抗している人の文字は平仮名。例えば...紙ありませんか？」
太宰はクロに１枚の紙を差し出した。
太「此れで良いかい？」
クロ「構いません。」
クロは太宰から紙を受け取るとツラツラと何かを書き込む。
クロ「上に書いたのは操られている人の字。下に書いたのは操られるのに反抗している人の字。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『私ノ御主人様ハ新堂様。』
『私ノ御主人様は新堂様。』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
クロ「一文字でも平仮名が書いてあれば反抗している証拠。」
太「操られた人間はどうなるのだい？」
クロ「新堂の玩具となります。それか殺人兵器化とします。若しも僕が新堂に操られた時は殺して下さい。」
太「何故だい？」
クロ「新堂の玩具にされるのは嫌ですｯ！」
太「正気に戻る方法は無いのかい？」
クロ「反抗するしか...でも、ずっと反抗するのは精神に負担が掛かります。それか...新堂を殺すか。」
太「もう良いよ。有難う。」
クロ「お役に立てて善かったです。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
敦「そんな事が...詰まり、クロちゃんが新堂の異能に反抗をｯ！」
太「その様だね。」
国「会議をするぞ。」
与「何のだい？」
国「クロを取り戻す。」
太「そうこなくっちゃね。」
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包帯少女(プロフ) - 獣兎さん» 有難う御座います！これからも頑張りたいと思います！コメント、Thank You！ (2017年11月8日 19時) (
レス) id: 7a88606d9f (このIDを非表示/違反報告)
獣兎 - 夢主ちゃん可愛いです！これからも頑張ってください！ (2017年11月8日 18時) (レス) id: bba55528ae (このIDを非表示/違反報告)
包帯少女(プロフ) - 有難う御座います！更新頑張ります！ (2017年9月19日 17時) (レス) id: 7a88606d9f (このIDを非表示/違反報告)
海 - 更新頑張って下さい！ (2017年9月19日 17時) (レス) id: bd90e30b96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒幕 | 作成日時：2017年8月9日 19時
