第2話 太宰治 ページ3
?「あぁ〜。やる気が出ないぃ〜。」
包帯の男が壊れたラッパのような声を出す。
?「やる気を出せ、太宰。」
眼鏡の男は表紙に『理想』と書かれた手帳を見ながら、包帯の男____太宰に云う。
太宰「無ぅ〜理ぃ〜。国木田君のそのやる気はどこから出るの?」
太宰は椅子の上にだらしなく座っている。
?「国木田さん、確か今日からですよね?」
一人の少年が眼鏡の男____国木田に問う。
太宰「で?本当にいるの?『殺し屋アリス』ちゃん。」
『殺し屋アリス』ちゃん
性別は女。身長:150cm, 体重:35kg
異能力、不明。
情報の少ない殺し屋。
『殺し屋アリス』
彼女がそう呼ばれるのは、
1.彼女が殺し屋であること。
2.彼女はどこかを必ずさ迷っている。
3.さ迷っている姿はどことなく童話の
『不思議の国のアリス』のようだから。
4.彼女は必ずターゲットをこの世から消す。
5.黒いパーカーを羽織り、フードを
深く被っている。
国木田「『殺し屋アリス』は、未だ幼いが俺達が捕まえなければならん。”情”を移されるな。」
太宰「”情”ねぇ。」
国木田「特に敦。お前が気を付けろ。」
少年_____敦が国木田に注意される。
敦「は、はいッ!」
敦は、元気よく返事をする。
太宰「国木田君もねぇ?( *´艸`)」
それを茶化す太宰。
国木田「う、五月蝿いぞ太宰ッ!」
顔を真っ赤にして、怒鳴る国木田。
敦「アリスの次のターゲットは誰何でしょう?」
太宰・国木田「「・・・。」」
❲ドカァン❳
太宰・国木田・敦「「「!?」」」
急に扉が目の前から消えた。
太宰・国木田・敦は闘う態勢になる。
?「やっと見つけた。」
黒いパーカーのフードを被った子供が喋る。
国木田「貴様、『殺し屋アリス』かッ!」
敦「この子が『殺し屋アリス』ッ!」
殺し屋アリス「それは通り名。」
国木田「貴様の目的は何だ!」
国木田がアリスに問う。
アリス「目的...か。」
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
暫くの沈黙。
アリス「僕の目的は太宰治をこの世から
消す事だ。」
アリスが沈黙を破るように口を開いた。
敦「つまり...太宰さんを殺す?」
敦がおずおずとアリスに聞く。
アリス「そういうことだ。だから、太宰治お前を殺す。」
アリスは太宰に向かって走った。
12人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
包帯少女(プロフ) - 獣兎さん» 有難う御座います!これからも頑張りたいと思います!コメント、Thank You! (2017年11月8日 19時) (レス) id: 7a88606d9f (このIDを非表示/違反報告)
獣兎 - 夢主ちゃん可愛いです!これからも頑張ってください! (2017年11月8日 18時) (レス) id: bba55528ae (このIDを非表示/違反報告)
包帯少女(プロフ) - 有難う御座います!更新頑張ります! (2017年9月19日 17時) (レス) id: 7a88606d9f (このIDを非表示/違反報告)
海 - 更新頑張って下さい! (2017年9月19日 17時) (レス) id: bd90e30b96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒幕 | 作成日時:2017年8月9日 19時