不良少女は道化師

第３３幕　幽霊は苦手？ ページ43

敦、玲、太宰、国木田は廃病院に這入った。


(敦「流石に不気味ですね。」

(太「何か良い感じじゃない？テンション上がっちゃうねえ。」

(貴「変な茸食べないでくださいね。面倒臭いんですから。」

(太「玲ちゃん、後半は本音だよね？」

(貴「嗚呼、すみません。本音です。」

(太「玲ちゃん、酷いｯ！」

太宰は叫ぶ。

(貴「唯でさえ、煩いのにこれ以上煩くならないで下さい。迷惑です。」

(太「国木田君、玲ちゃんが酷いｯ！」

(国「黒月は事実を云っただけだろう。」

(太「国木田君も玲ちゃんも酷いｯ！敦君。」

太宰は敦に助けを求めた。

(敦「あの状態の太宰さんは無理です。」

(太「敦君までｯ！」

❲ｶｼｬﾝ❳

(国❲ﾋﾞｸｯ❳

(太「ひょっとして国木田君、びびってる？」

(敦「もしかして、幽霊とか怖いんですか？」

(貴「俺の前で幽霊の話はしないで下さい。」

(敦「玲ちゃん、幽霊怖いんだ。可愛い。」

(太「だねえ。」

(貴「///」

(国「ゆ、幽霊等怖くはない。」

(太「じゃあ早くおいでよ。」

(国「愚か者。この手の映画では調子に乗って軽率な行動をとる者から犠牲になるのだ。」


(貴「この手の映画って」

(敦「見てください。この足跡、まだ新しい。」

敦は地面にある足跡を見て云った。


(？「助けてぇぇぇｯ！」

(敦「今の声ｯ！」

(国「地下か。」

玲はそれを訊くなり、走り出した。

(敦「玲ちゃんｯ！？」

敦が叫ぶが玲には届かない。


第３３幕fin

第３４幕　佐々城信子→←第３２幕　(敦「タ」(太「ク」(国「シー」(貴「・・・。」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す