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コクハク age20 ページ7

「あれね・・・・・・二の腕と・・・・・・む,胸の柔らかさが似てるから,触ってるんだって」その意味をよく考えて,その場にいた全員が一瞬,無言になる。数秒後,女の子達からの大ブーイングが巻き起こった。「ぇぇぇええ!?」「男子サイテー!!キモイ!」まりんは激怒し花日は両腕で胸の辺りを抱え込んでいる。「でね,森君が・・・・・・」一組の女の子は話を続けた。

男子が廊下で喋っている。話の中心にいるのは森君だ。何かを手で揉むような仕草をして,周りの男子を笑わせていた。──なぁ,蒼井の胸の感触,知りたい?きっと,私への腹いせもあったと思う。モテる自信もあって,告白した時はいい雰囲気だったのに,いきなり「好きな人ができた。ゴメンナサイ」だったんだから。凄く下品な仕返しだけど,一組の一部の男子はその話題で盛り上がってしまった。でも,それを聞いた桧山が・・・・・・。桧山「卑怯な事,すんじゃねーよ!!」ものすごく怒って,廊下にいた森君に,殴りかかってしまった。

「・・・・・・だからね,多分桧山君が先生に理由を言わなかったの,結衣ちゃんの胸の事を話したくなかったからだよ」桧山。桧山のバカ。そんなの私なんてどうでもいいなら,ちゃんと理由言えば良かったのに。桧山は全然悪くない。酷いのは森君じゃない。でも・・・・・・知ってるよ。そういう時,桧山はなんにも言わないんだ。「結衣ちゃんの事,庇ったんじゃないかな?」うん・・・・・・知ってるよ。知ってたよ,ずっと。何時も桧山はそうだった。意地悪で,子供っぽくて,喧嘩ばっかり。だけど・・・・・・。だけど,私,桧山が・・・・・・。

銭湯に,やっぱり桧山がいた。早い時間帯は桧山が店番をしている確率が高い。予想が当たって私はホッとする。結衣「・・・・・・桧山」中へ入って番台に近付くと,桧山は居心地が悪そうに「どーも」と頭をさげた。店番モードで静かにしている桧山がおかしくて,つい笑ってしまう。桧山「なんだよ」結衣「あのね。ありがとうって,言いに来たの。一組の子に教えてもらったよ。桧山,私の事庇って──」言いかけたら,急にがしがしと桧山が頭をかいた。桧山「だせーな,オレ」結衣「え?」桧山「蒼井に結局バレてるし・・・・・・守れなかったし・・・・・・」バツの悪そうな桧山の顔を見たら,また胸がキューッと苦しくなってきた。

中途半端ですが,次へ!

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作者名:赤司蓮華 | 作者ホームページ:蓮華のホームページ?by赤司 そんなものはありませんby黒子 相変わらず息ぴったりbyキ...  
作成日時:2022年10月3日 0時

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