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𝒩𝑜.41〜コクハク〜age4 ページ49

そんなお姉ちゃん達を他所に,トモヤはジャーンという口効果音を付けた。それにつられて教室の後ろを見ると,何時の間にか壁に「カレカノゴロク」と書かれたコーナーが出来ている。エイコーが叫んだ。
エイコー「題して,『カレカノゴロク』だー!」
注目の中,既にある「もうしたら,手ー出すな」の紙の横に,さくさくと「てかさ,こっち見ようよ」を貼り出す委員長。え,何時作ったんだろう・・・・・・仕事早すぎ・・・・・・。
まりん「・・・・・・真兄の言う通り,男子って,馬鹿だね」
結衣「うん・・・・・・」
A「だね・・・・・・」
しみじみ言うまりんに頷くしかない私とAだった。

✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼


体育の後の更衣室は,女の子だけのヒミツのお喋り部屋だ。
皆で着替えながら,色んな話題でわいわいと盛り上がる。
女「ねぇ,今日のリレーの桧山,カッコよかったよね/桧山って顔良いし,運動神経良いし,実は優しいんだよねー!」
わかるー,とはしゃぐ女子の間で,私はぼそりと呟いた。
結衣「何処が・・・・・・」
まりんが,それを鋭く聞き咎める(とがめる)
まりん「結衣ちゃんっておっとり優等生なのに,桧山の事になると結構厳しいよね」
結衣「それは,桧山が絡んで来るから・・・・・・」
言いかけた私に,まりんはニヤニヤと笑いかけた。
まりん「男子って,好きだからいじめちゃうこと,あるらしいよー。お姉が言ってた。だから桧山も,もしかして結衣ちゃんのこと・・・・・・」
結衣「桧山が私を好き?有り得ないよ」
今だって,多分クラスの女子の中で一番,一翔と仲が悪いのは私なんだから。
そうかなー,としつこいまりんの横で,花日が体操着を脱ぎながらプンプンしている。
花日「桧山,きちんと謝れば良いのにね!後,征十郎お兄ちゃんも!裸見られるなんて恥ずか・・・・・・」
と言いかけた花日の視線が,着替え中の私とお姉ちゃん,さつきお姉ちゃんとそれから,Aの胸のあたりで止まる。
花日「ゆ,結衣ちゃん,それにお姉ちゃん,Aちゃん,蓮華お姉ちゃんまで・・・・・・もうブラしてるの!?」
結衣「え?う,うん・・・・・・」
A「え?ま,まあ・・・・・・」
さつき「あれ?言ってなかったけ・・・・・・」
蓮華「まあね。けど,ブラって結構肩凝るのよね。ほんっと,やになっちゃう」
花日「お,大人・・・・・・!」

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作成日時:2023年10月22日 23時

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