12歳〜ちっちゃっなムネのトキメキ〜(アニメ沿いver.)vol.3 (ページ19)

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𝒩𝑜.11〜キス・キライ・スキ〜age11 ページ19

花日Side

突然のスカート捲りで六年二組の女子全員の敵になったエイコーは，その後もまったくメゲていなかった。
エイコー｢6－2，女子総選挙，結果発表〜〜〜〜〜！｣
昼休みになってすぐのこと。エアマイクで司会者みたいになったエイコーが，ふたつに折った紙を手に，そんなことを言い出したので，私，綾瀬花日は呆れてしまった。
うおぉお〜と盛り上がる男子に，まりんちゃんが氷の様な冷たい目を向ける。
まりん｢人気投票って･･････。男子，そんな事してたんだ｣
さつき｢まじサイテーすぎる･･････｣
蓮華｢それな･･････｣
女の子達はドン引き。･･････だよね。勝手にランク付けされるなんて気分悪いもん。
結衣｢花日，A，知ってた？｣
A｢嫌，そんな事してたなんて知らなかったよ。花日ちゃんは？｣
結衣ちゃんとAちゃんに小さい声で聞かれて，私は頭をふるふると横に振った。
エイコー｢それでは，発表します！｣
女子のブーイングを無視して司会者エイコーが宣言すると，トモヤが｢ダラダラダラダラ･･････ジャン！｣と，ドラムみたいな効果音を入れる。
エイコー｢栄光の第一位は･･････浜名心愛！同じく，同率一位は･･････蒼井蓮華！桃井さつき！最後に相川A！｣
そこですかさず委員長が，心愛ちゃんの名前が入ったボードを上げて，立て続けに蓮華お姉ちゃん，お姉ちゃん，Aちゃんの名前が入ったボードを上げた。
心愛｢え〜〜〜〜，恥ずかしい〜〜〜〜〜！｣
蓮華｢･･････は？｣
さつき｢･･････え？｣
A｢･･････えぇ！？｣
選ばれた心愛ちゃんは頬に両手を当ててびっくりしているし。蓮華お姉ちゃんとお姉ちゃんは，意味がわからないって感じでキョトンとしている。そして，Aちゃんは心愛ちゃん並に驚いている。