家族のハナシ2

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阿部side


「佐久間ー、〇〇ちゃんの採血と点滴指示出しとくからよろしく、あと⬜︎⬜︎くんは､､､､」




午前中は外来診療をこなして病棟に戻るついでにナースステーションで子どもたちへの処置の指示を出す




佐久間「了解でやんす〜」




今日ものほほんとしたふざけた返事だけど仕事は丁寧にこなす佐久間だからそこは信頼している




佐久間「あ、阿部せんせー、明日予定通りふっかが来れるらしいですよ〜」



相変わらず主語が抜けていて報告としてはどうかと思うけど､､､



だけど、“明日”、“ふっか”というだけでおれの思考回路は容易にAのカテのことだと認識




「ん、よかった」




身内の医療行為は規則上できないからふっかに処置やらを頼むことはできないけど

見守ってるだけにしても医療知識の豊富な、ましてや循環器の医師ならば役不足もいいとこ




佐久間「A、明日はパニックにならないで終われるといいなぁ」




そんな誰もが願っていることを佐久間が代表して呟く




滝沢先生もAが克服できない限り責任感じ続けてるんだろうな､､




なんて考えつつカルテ入力を進めた



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