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「了解です」
森本「おれもAが落ち着いたらお見舞い行くからさ、とりあえずよろしく伝えといて」
「誰かから聞いたんすか？Aのこと」
なんでAが体調悪いこと知ってんだろ？
森本「しょっぴーとおれメル友だからさ！笑」
ふざけて言ってるけどAのことを気にしてくれてるんだろうな
少しだけ世間話をしてから慎太郎くんの職員会議の時間に合わせてさようならをした
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
A「あ、れんだぁ、、おつかれ」
「おう、Aもおつかれ」
寝起きなのかポヤポヤしてるけど昨日よりは元気そう
「調子どう？」
A「いい感じー、、ほらカニューレに、なってるでしょ」
たしかに酸素マスクからカニューレにはなっているけど心電図も点滴もそのままだしまあいい感じは強がってるんだろうなって感じ
「あ、慎太郎くんからプリント預かったよ」
A「ほんと？ありがと」
「今日さ、進路学習の集会でさなんか卒業生の話聞いてきた」
A「なに、話してた？」
「いやおれは聞いてなかったけど」
A「やっぱり、、笑」
「わかってんなら聞くなよ、でさ、Aは進路決めてる？」
A「うん、ちょっとは」
「え、まじ？おれてっきりなんも考えてないと思ってた」
失礼しちゃうなー、って怒ってもないくせにほっぺを膨らませてる
A「Aは、りょーたくん、のところ」
「え？涼太くんの店で働くの？」
A「ううん、かんばん、むすめ、、笑」
「なんだそれ笑」
A「だって、りょうたくんが、なってって、たのんできたから」
「ふざけなしだと？大学？専門？」
A「しんがくしないってば、」
「え、ほんとに？なんで？」
A「たぶん、そつぎょ、できないから」
単位や出席日数の面でいっているのか、それとも純粋に卒業を迎えられないといっているのかはおれには聞けないけど妙にリアルさを帯びた解答に急に怖くなった
「まあ、まだ受験なんて先だしさ、おれAとおんなじ志望先にすっから、決まったら教えて」
A「れんは？やりたいこと、なに？」
「ない、だからAとおんなじとこ行けるように頑張るわ」
A「じゃ、Aが、きめていい？」
「うん、そうして。あ、でも被服とか調理系はちょっと嫌かも」
A「おっけ、まかせて、笑」
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kururinmikuru83(プロフ) - 今日初めて拝見させていただいて一気に見てしまうほど好きなお話です‼︎ぜひ家族のハナシ2の夢主の最期までのお話を見たいです‼︎これからも応援しております！ (2022年6月6日 20時) (
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作者名：菜月 | 作成日時：2021年12月29日 14時
