モリアーティの曽孫のお話【ハリーポッター】 (ページ2)

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入学許可の便りページ2

御機嫌よう、マグルの皆さん。

私の名はカザリ・モリアーティ。ジェームズ・モリアーティの曽孫。

こう見えて今、テンションが上がりまくって火吹きそうなんだ(真顔)←

え？なんでかって？

ホグワーツに入学することになったからだよ！！

フッフゥーーーー！！！！←

ホグワーツだよ？ホグワーツだよ！！

あの有名なホグワーツだ！！あぁ！楽しみ！

『おぉいレジー！！』

「はぁ……騒々しいですよお嬢様」

このイケメンはレギュラス・ブラック。

あのシリウス・ブラックの弟で元死喰い人。

どっかの洞窟で亡者たちに引き込まれ溺れているところを父さんが助けたという。

愛称は「レジー」だ。私の専属執事としてここに住んでいる。

『明日！ダイアゴン横丁に行くよ！！

準備しなくちゃ！！教科書に鍋に、あと杖！案内してくれるよね？』

レギュ「ええ、もちろんですよ」

『やった！

あ～～っ！楽しみすぎて今日は眠れないねぇ！レジー、何か話してよ！ホグワーツのことをさ！！』

レギュ「……はぁ、まあいいですけど。まずはその大声をやめましょうか。はしたないですから」

『はしたない？

そんなのクソくらえだ馬鹿野郎！さあ、隣に座りたまえ！！特別に許可しよう！』←

レギュ「はいはい、光栄です(棒)」←

『さあ、話せ！

この私が通うであろう学校のことを！！何一つ包み隠さずにな！！』

レギュ「とりあえず落ち着きましょうよお嬢様」←

レジーは沢山のことを話してくれた。

ホグワーツでのことを全て。もちろん、兄のことも。

『…レジーはさ、会いたくないの？お兄さんに』

レギュ「！……会いたくても、あの人は僕のことを弟だとは思っていませんから。もう縁を切ったも同然なので」

『そっか…』

レギュ「それに、兄はアズカバンに居ますから」

そう、目を伏せるレジーはなんだか悲しそうだった。

頭を撫でくれるても、なんだか優しくて……。

『……きっと、会えるよ』

レギュ「！……ええ、会えたらいいですね」

『……っもう！！そんな顔するんじゃないよレジー！！

辛気臭いったらありゃしないじゃないの！』ﾊﾞｼﾝｯ

レギュ「痛っ！」

背中をさするレジー。

痛みに顔を歪める彼とは反対に、笑顔の私。

暖炉の火が2人をぼんやりと照らす。

『私はいつものレジーが、レギュラス・ブラックが好きなんだ。そんなしみったれたカビみたいな顔の男は嫌いだよ』

レギュ「……はい、すみませんお嬢様」

『よし！さあ、続きを話して！』