謎のストライカー、強化委員に！？【アレスの天秤】 (ページ23)

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第22話ページ23

サッカーしたいサッカーしたいサッカーしたい...

今は円堂たちの特訓を観察している。

あゆの事故でサッカーの楽しさを失った私を円堂が救ってくれた。

だから雷門中サッカー部になって今利根川東泉の強化委員として円堂と一緒に頑張ってるっていうのに

なんでマネージャーとコーチなんだよ...

私のどこが危ないの...

私だってあの無茶な特訓がしたい。

みんなで疲れたって言って地面に寝転がりたい。

私そんなのできるマネージャーなんていない。

マネージャーは私1人。

みんなとフィールドに立って戦いたいな...

ﾌﾟﾙﾙﾙ...ﾌﾟﾙﾙﾙ...

あ、電話...

『もしもし、白雪です。』

“豪炎寺「もしもし、俺だ。」”

『あ！豪炎寺！』

円堂「...！」

“豪炎寺「どうだ、そっちは」”

『あ...楽しくやってるよ！豪炎寺は？武方三兄弟と仲良くしてる？』

“豪炎寺「まあまあだな。」”

『そっかそっかー！...ちょっと聞きたいことあるんだけどさ！』

“豪炎寺「ん？なんだ？」”

『鬼道ってどこの学校を強化してるの？あまりみんなの事把握出来てなくて...！』

“豪炎寺「円堂は知らないのか？鬼道は星章学園だぞ」”

『えっ？』

“豪炎寺「確か“フィールドの悪魔”、灰崎凌兵がいたはずだな。」”

『鬼道...星章学園...』

“豪炎寺「それじゃ、俺練習に戻るから。」”

『あ...うん！またね！』

ﾋﾟｯ

『そうだったんだ...』

円堂「白雪、なにがだ？」

『星章学園、鬼道が強化してるんだって』

円堂「えぇっ、そうなのか？」

『でもあの時、鬼道いなかったはず...』

円堂「おぉ～！楽しみになってきた～！」

『えっ』

円堂「よし！星章学園と戦えるように強くなるぞ！」

『円堂...』

円堂「んあ？」

『まず...雷門とか木戸川清修、星章学園は利根川東泉とブロックが違うから全国大会まで行かないと戦えないよ。』

円堂「予選で戦えるのかと思った...」

『ちなみに同じブロックで強化委員がいる学校は私と円堂しかいないみたいだし。』

円堂「えぁっ！？まじかよ...」

『落ち込むなって！予選地区突破して、鬼道達と戦おう！』

円堂「おう、そうだな！」

円堂のおかげで

少しは元気を貰えた気がする。