御伽草子４１７ ページ31
すると
犬夜叉「…案内しろ。」
全員「「「え？」」」
犬夜叉が立ち上がってそう言った。
犬夜叉「その何とかってジジイの元に案内しろって言ってんだよ。」
主人公「だったら私たちも…」
主人公はそれを聞いて立ち上がろうとするが
犬夜叉「いや、俺だけで十分だ。」
主人公「でも…」
犬夜叉「用があんのはこの俺だからな。」
そうして犬夜叉は紫津と共に、百鬼蝙蝠の巣へと向かった。
主人公「犬夜叉、大丈夫かな…」
かごめ「犬夜叉のことだから大丈夫だと思うけど…」
主人公は犬夜叉を見送りながら不安な表情を見せた。
主人公「犬夜叉も、半妖だから紫織ちゃんの気持ちが分かるんだよねきっと…」
優斗「どうだろうな。だがよくよく考えれば、あいつが今から斬る相手はその紫織ってｶﾞｷになるんだろ。」
主人公「！そんな…」
主人公は胸を押さえた。
主人公「(でも、犬夜叉に子供を斬る事なんて出来ないに決まってる…しかも同じ半妖…犬夜叉、どうするつもりなんだろう…」
主人公は犬夜叉の向かった方向を見ながらそんなことを思っていた。
それから犬夜叉たちは帰ってきたが
主人公「ダメ、だったの？」
紫織を取り返すことは無理だったらしい。
紫津「もう、諦めるよ…」
かごめ「だけど…」
紫津「大獄丸の言ったことは嘘じゃないの。この村は私や紫織を受け入れない。やっぱり向こうにいた方が…」
すると
犬夜叉「ｹｯ、甘いな。」
紫津「！」
犬夜叉がそんなことを呟いた。
犬夜叉「妖怪ってのはな、絶対に半妖を仲間と認めねぇんだよ。例え、それが身内でもな。」
主人公「犬夜叉…」
七宝「オラは立派な妖怪じゃが、犬夜叉と対等に付き合ってやっておるぞ？」
冥加「ワシもじゃがみょーん！」
犬夜叉「おめェらは俺が保護してやってんだろ？」
と、犬夜叉は七宝と冥加の言葉にそう吐き捨てた。
弥勒「とにかく犬夜叉があの結界を破らぬ限り、埒が開きませんね。」
珊瑚「元々それが目的でここに来たんでしょう？」
犬夜叉「ｹｯ、んな事はわかってるよ！」
主人公「(結界を張ってる紫織ちゃんを斬って、その血を鉄砕牙に吸わせれば、奈落の結界を斬れるようになる…だけどやっぱり、犬夜叉が斬れるわけがない…まだ小さな半妖の女の子を…」
その話はここで終わりとなった。
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アヒル - この物語すごく好きです。更新頑張ってください！ (2019年12月8日 3時) (
レス) id: 389485fa80 (このIDを非表示/違反報告)
冷 - 更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2019年10月11日 7時) (レス) id: c78fd194e0 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - 私も、同じです。無理はせず、更新お願いいたします！ (2019年10月3日 18時) (レス) id: 14d9286bf4 (このIDを非表示/違反報告)
夢プリン(プロフ) - 犬夜叉が大好きです！主人公ちゃん可愛い！これからも頑張ってください、応援してます(^^) (2019年9月7日 16時) (レス) id: f6f6602301 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりん | 作者ホームページ：
作成日時：2019年8月25日 13時
