無気力組が好きすぎる

変人が43人 ページ46

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今、梟谷どこだっけ、えっとどこで試合だっけ？！
あれ待ってもうすぐで音駒試合じゃない！！？ドリンク作らなきゃ、あぁぁあもう！！

少しイライラしながら水道に行き、とりあえずマッハでドリンクを作っていると運がいいのか、悪いのか




「あ」
『…あ』




京治くんが汗を吹いて歩いてきていた。

ちょっっと待とう、赤葦京治くん。私今ドリンク一生懸命作っていたトコロ！！！！まだ心の準備出来てない！！！！心臓口から出そう！！ぴえん！！！

そんなことを私が思っていると知らない京治くんは少し気まずそうに視線をそらす。


えっ、何その表情………かわよい……って思ってる場合じゃねぇわ、ボケ！！！




『あああああああの、京治、くん！！！』

赤「えっ、あ、ハイ」




何そのビックリした顔、今一瞬肩揺らしたよね？は？かわいいな何？？私より可愛いって何？？？

って落ち着け、私！！！何通常運転になってんだよ！！返事するんだろ！！！！！！




『さっき、の、告白の返事…』

赤「！…うん」





うっわああ、まじで心臓でそう。ドクドク言ってる…！
意を込めてスゥッと息を吸った。




『私、も、好きです。』





丁度よく、風がサアッと吹いた。
あぁ何だか少女漫画みたい。そんな呑気なことを思っていると




「…よかった」
『ひえっ』





ギュッと抱き寄せられた。

ああああああああああ！！！！！？ちょっっっと待って！！！！私、ハグしてる！？京治くんと？！まじか！！！？は？！段階が！！！早くないか！！？お！？

……………一旦冷静になろう、私。

いいにおい！！！！！！！！！！！！





『あのっ、京治くん、その、私死にそうなんですが』

赤「え、あ、ごめん。でも、離したくない」





ど、どこぞのイケメンだよ！！！しかも声が！耳元に！イケボだよ！ちょっと私のハートやばい！

一向に京治くんは離す気配がない。とりあえず愛おしく思えてしまったので私も京治くんの背中に手を回す。




赤「っ！……本当に、そういうとこ…。」

『え？どうゆう…』

赤「…荒川 Aさん、俺と」

『わ、ちょ、』




赤「付き合ってください」





距離が離れ、少し上にある京治くんの顔は耳まで真っ赤で。
あ、こういう顔が見れるの私だけなんだ と嬉しくなってしまった。





『はい…っ、！』

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