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「こ、これ、銃兎さんが作ったんですか……!?」



「えぇ、一応。こんなものくらいしか作れませんからね」




意外にも銃兎さんは料理が苦手な様子。



パスタ系は比較的簡単なため作れるけど、カレーやら肉じゃがやらは作れないらしい。




本人には言えないけど、正直ちょっとかわいいなと思った。





「さ、どうぞ召し上がれ」



「はい!! いただきます!!」




私の好きなミートソースのパスタ。




お腹がすいていたこともあり、初めの一口は多めに巻き取り口に運ぶ。




「どうですか?」




「えっ、めちゃくちゃ美味しいです。本当に料理苦手なですか?」




「まぁ、パスタはまだ簡単な方ですから。でも、貴方の口にあって良かったです」





安心したように笑う銃兎さん。





嬉しそうなその表情を見ると、銃兎さんがいかに不安だったのかが伝わってくる。




そこまで考えてくれていたなんて、本当に優しいなぁ、この人は。





雑談を交えながら、あっという間に食べ終えた。





デザートに、と用意してくれた林檎ゼリーを食べていると、そう言えば、と思い出したように銃兎さんが口を開く。





「夏頃、私が風邪を引いた時、貴方が看病してくれたそうですね。何か不便はありませんでしたか?」




「あー、特には……」




頭に浮かぶのは、例のポケット付きのボクサーパンツ。




余計なことを思い出したな……




すっかり忘れてたのに。





「……強いて言うなら、風邪薬がどこにあるか分からなかったことですかね」



「あぁ、それならそこのラックの上に……って、届きませんかね」



「ひどいな。いや確かに届かないけども」



確かにあの時、ラックの辺りも探してみたけど、上の方は届かなかったから諦めたんだ。



けどまさか、ちょうどそこにあったなんて。






てか思わず誤魔化しちゃったけど、ちゃんと聞いた方がいいのかな……




一応、もう関係ない話でもないんだし。

○→←群青



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おたくちゃん - ゴハァ(吐血)最推し...尊い... (2021年5月7日 21時) (レス) id: 210f23da0b (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - コメント失礼します。一気読みしてしまうくらい面白かったです。そして、めっちゃドキドキしました(*´ω`)この物語、大好きです! (2021年1月3日 20時) (レス) id: e7a52269e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月斗。 | 作成日時:2020年12月17日 7時

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