最年少な最年長【すとぷり】【男主】

#いつもの ページ48

『ん…』





パチッと目を覚ます。



ゆっくりと起き上がると、ガンガンと頭が痛い。



俺はその感覚を知っていた。



そう、二日酔いだった。




『クソ…二日酔いかよ…』



俺はガンガンと痛む頭をガシガシとかいた。



そして俺は目をリビングに向けた。



リビングは空き缶やお菓子のゴミ等でぐっちゃぐちゃだった。




俺はだるい体をゆっくりと起こし、片付けを始めた。




『ふぅ…ざっとこんなもんだな』



俺はぱぱっと軽く掃除を済ませ、朝食を作った。



フライパンで目玉焼きを作っていると、メンバーの誰かに抱きつかれる。



俺はふわっと香った匂いから、あるメンバーだとよそうした。









『さとみ？』


さ「ん…」



ぎゅーっと俺を包む腕に力を入れた。



『痛い痛い…！』


俺はさとみの腕をパンっと軽く１回叩く。



それで目が覚めたのか、俺の横に来て手伝ってくれた。


さ「おはよ…」



ふぁ、と軽く伸びをして2人で朝食を作る。



次に起きてきたのはなーくん。



な「ごめんね片付け…ありがとう」


申し訳なさそうに眉を下げるなーくん。


なんだか、子犬みたいだった。



『ううん、全然大丈夫！』



る「おはよ〜」


ふぁ、と伸びをするるぅと。


『おはよー、ご飯出来たよ！』


声をかけると、ジェルがばっと起き上がってきた。



ジェル「ご飯？！」



それに釣られるように、莉犬も目を覚ました。



莉犬「おはよ…ジェルくんうるさい…」


目をゴシゴシと擦りながら席に着く莉犬。



それにつられて、俺らも席に着く。



な「あれ、ころちゃんは？」


莉犬「まだ寝てる〜」


『先食べる？』


そんな話をしていると、着替えたころんが入ってきた。



こ「なんでだよ！！！！」



『おはよーw』



な「じゃあ、食べよっか」



莉犬「パンケーキ美味しそう✨✨」



今日の朝ごはんはパンケーキ。



さとみと頑張って作ったのだ。




「「「「「「『いただきます！！』」」」」」」



1口パクッと食べると口の中にクリームの甘さが広がった。



『んんん…！！！美味しい…✨』



俺はぱぁぁっと笑ってさとみを見た。



さ「よかった」


ふわっと微笑み返してくれるさとみ。



さ「ん、クリームついてるw」


さとみは自分の頬をぷにっと触って、ここだよ、と教えてくれる。




『ん…、どこ？』

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