＜アメジストの好き嫌い＞ ページ44
ボンベ様に再度案内をして貰い、自室に辿り着いた。
普通に綺麗なその部屋に、感嘆の声を漏らす。
アンティーク調の家具が並ぶその部屋は、チークの部屋に似ている所がある。
私が外交服を流しで洗っていると、控えめに扉が叩かれる。
『はい。』
私は血塗れの手を拭き、扉の方に寄った。
扉を開けると、イロニー様がいらっしゃった。
城内でもヘルメットを被っている彼に、少しばかりの不信感を覚える。
shp「あ、ども。」
『何か御用が御有りで。』
shp「さっき使用人から、軍服持ってっといて。って渡されたんで。」
彼の手には軍服があった。
『随分とご用意が早いのですね。有難う御座います。』
私は彼から軍服を受け取る。
彼は已然とその場から立ち去ろうとしない。
『他に何が私に御用事があるのですか。』
shp「いやー。な。別に無いねんけど,,,,。」
『では。』
私が扉を閉めようとすると、その手は彼によって阻まれる。
shp「ッちょっと待って下さい。」
『はい。』
shp「ちょっと入れて、お話させて貰えません？」
『宜しいですよ。』
私は彼を部屋に招く。
彼はそこら辺にあった椅子に座る。
私は、血生臭い手を洗いベッドに座った。
『何か話したいことが御有りなんですか。』
shp「ちょっとな,,,,。」
彼は歯切れが悪そうに言う。
shp「俺,,,,好きな人が居んねんけど、そいつが「Aさんに虐められた!!」って走って泣いて来て,,,,。」
虐め？
私は今まで何処にいる時も、大体他の人と居た。
何なら一日目。初日である。
その様な肝の座った事は、常人には出来無いだろう。
『それで、どうかなされたんですか。』
shp「いやー。一応と思って見には来たんやけど、違いそうっスね。」
『そうですね。私では御座いませんね。』
shp「,,,,,。」
『どうかなさいました。』
彼は急に何処か一点を見つめ、動かなくなってしまった。
私が再三声を掛けると、彼は急に意識を取り戻したかのように目を開かせた。
shp「あっ。す、すいません,,,。」
『いえ、大丈夫です。それより、何処か調子が御悪いのですか。医務室に御同行させて頂きますよ。』
shp「い、いえ,,。大丈夫っス。」
彼は気を確かにさせるように首を振る。
shp「お、俺,,,,,,。」
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青酸カリになったもち。 - うわーーー!!!続編ですね!!待ってます!!ウェヘヘヘッヘ…tnさぁん…いい性格ですねぇ…sypさんも…ヤンデレ…最高ですねぇ…ありがとうございますぅ…これからも体調に気をつけて頑張ってくださいね(*´∇｀*) (2022年8月29日 2時) (
レス) @page50 id: 28dab282bb (このIDを非表示/違反報告)
若草 翠(プロフ) - shpヤンデレルート､､､､！最高かよ､､､､！ (2022年8月28日 18時) (レス) @page47 id: bb83475977 (このIDを非表示/違反報告)
ハーハート - 理性のある限り譲らない。 (2022年8月24日 19時) (レス) @page24 id: c689c7f624 (このIDを非表示/違反報告)
ハーハート - 喉から手が出る程欲しい。 (2022年8月19日 21時) (レス) id: c689c7f624 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汝 | 作者ホームページ：http://nanzi
作成日時：2022年8月13日 12時
